- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061389700
作品紹介・あらすじ
伝説的奇書、ここに再誕!!!
ゼロ年代の衝動の総てを詰め込んだ、異能・海猫沢めろんの伝説的デビュー作、これが最終版にして完全版!
感想・レビュー・書評
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メタエロゲ的で、内容もゼロ年代のなんでもありなラノベ的怪作なのだけど、誰がなんと言おうと最後の数ページは素晴らしい。祈りだ。
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ある意味でゼロ年代を総括するラノベ・・・らしい。
メタフィクションで自己言及的で無駄にエログロでパロディ満載、最後は自己啓発みたいなノリでなぜか感動的にエンディングを迎えるというくどさ満天のラノベ。
個人的にエロゲを通ってこなかったので、文脈を半分程抑えられず読んでしまい、この小説の面白さを少々取りこぼしてしまった感がある。
最後の東 浩紀の解説も含めてこの本の面白さだと思うので、復刻された版を読めてよかった。 -
造本がすごい!
いってしまいそう -
頭おかしい。でもなんだか途中で投げ出さずに最後まで読んでしまった。メタメタ
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生まれ的にはゼロ年代に触れる僕だが、残念なことにゼロ年代全盛期にサブカルチャー(オタク文化)とは無縁であったため、本作のメタ的な面白さはあまり伝わらなかった。
昨今のライトノベルがハチャメチャだという人がいるが、その人たちがこの作品を読むと卒倒するんじゃないだろうか。そう思えるほど無茶苦茶な作品。
内容はチープな学園ミステリーかとおもいきや、哲学やら聖書やらが入り交じったメタフィクションである。最近のライトノベルを期待して購入されるのはあまりオススメしない。 -
※読まないほうがいいレビュー※
少なくとも、ある種の人にとっては。
直接的なネタバレではないけども、そのレビューを見たことによって、ストーリー/仕掛けの推測がついてしまう、ということは結果として生じうる。ぼくにとっては本の帯の中の東浩紀の推薦文がまさにそれで、『動ポス』の後に「メタ・ゼロ年代」なんて書かれたらそう捉えるしかないよね、という話にはなるんだけれど、とにかく、その仕掛けそのものは(そこまでやるか、という感想は別として)そこまで難解なものではなかった。
悲しいかな純粋に自身の問題として、「文化的」な素養が足りなかったがために、もう一歩先に/確信を得ることができなかったのは素直に悔しい(悔しくない)。東の言うゼロ年代と僕らが過ごしたゼロ年代は、同じだけれど同じではない。そりゃ仕方ねぇよ成人してなかったんだもの。 -
一読して、まず意味が分からず。
単に無駄にエロくて荒唐無稽な、評価しづらい作品だなぁと。
解説などを読んでやりたいことが理解できた。
以下、ネタバレ。
所謂「セカイ系」と称される「ゼロ年代」の作品をメタったものとのこと。
曰く、テンプレが過ぎるキャラクタの数々、主人公に都合の良い展開、ミステリと探偵要素、エロスとグロ、味付けはサブカルチャー。
作中でも語られるが、この作品自体がその文化世界そのもので、主人公のユウは要するにYou=読者、キーパーソンの海猫沢めろんはそのまんま作者である。
ラストがよく分からない前向き展開なのは、ゼロ年代をメタって馬鹿にしつつも(という意図では無く、どうも終止符を打った?)、次の展開に期待している、乃至は決意しているといったところなんだろう。
という、大層に言えば文学史的な位置付けは置いておいて、小説としてどうなのか。
うん、面白くは無かった。
余談だが私は鬼ノ仁が好きなので、挿絵もっとやっちゃえ、と思った。 -
僕はゼロ年代が好きなんで読んでみたわけだが、これがゼロ年代の墓標とかいうのは、なんか違うような気がした。奇書でもない。これはただただ、死にいくゼロ年代サブカルチャーへのラブレターだった。ゼロ年代が好きな人間が書く小説だから、どうしてもその物語を語る手段としてゼロ年代っぽさは使われてしまうけれど、本質はそこではない。いろんな感情を沸き起こすほどのカルチャーだったからこそ、作者の愛の発現も様々だった。犯し、殺し、壊すのと同時に好きだと叫ぶ。
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2014/08/17 購入
2014/08/27 読了 -
相当な眠気と戦いながら読んだので内容が朦朧としているのですが、まあ、要するにほぼポルノでした
それにイマイチこれがセカイ系、という感じもしないし…
本文中の遊びなんかは、こういうの結構好きなので良かったと思う。他にこういうことしてる作品ってどんなのがあるんかな
著者プロフィール
海猫沢めろんの作品





