手のひらの露 1 (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061399228

作品紹介・あらすじ

先輩から借りたノートパソコンを無くし、四〇〇万円という大金を要求された糺ノ杜大学の一回生・菊宮優吾。切羽詰まった優吾は、一〇年ぶりに血の繋がらない兄・手代木譲を訪ね、それをきっかけに二人は共に暮らすことになる。
 たぐいまれな記憶力を持つものの、平凡な大学生の弟。伝説的なトレーダーだが、世間からは引きこもっている兄。
 再び交わった二人の道行きは、数々の事件を巻き起こし、事態は手代木の隠された過去すらも掘り起こしていく……。
 うつろいゆく京都の四季を背景に、露のように儚く美しい、人生最良のひとときが幕を開ける。大型新人、デビュー。

感想・レビュー・書評

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  • タイトル、表紙とあらすじから思い浮かぶイメージと物語の筋がミスマッチしている。四季折々の京都の自然の中でゆったりと育む兄と弟の絆……というようなBL的なものを想定していたのだけれど、実際は株の天才的な兄が弟の持ち込んだ困りごとを解決するといったような株にかかわる話だった。大学生が数万のお金を勉強代だと言って諦めたり、ノートパソコンと洋服などの日用品を買うのに約30万円使ったり、作者の金銭感覚はおかしくないか?株やインターネットの話も専門用語が使われ、丁寧な解説はされず、正直なところよく分からなかった。株式ミステリーならそう名乗った方が良いし、雰囲気を大事にしたいなら失敗してる。どこら辺をターゲットにしているのかよく分からない。

  • それぞれが不器用な感のある兄弟の物語。言葉にしていなくとも支え合っているのが伺える描写が温かい。物語としては、ミステリーのような青春小説のような感で続刊を見ないと総合的には判断しづらいが、現時点では謎も伺える二人の関係性に注目か。あえて言うと、二人の個性がもう少し際立つと良い感じ。あと、校正なりの影響もあるのか、ワシ的には言葉のリズムで躓いてしまう部分があったのは残念。物語の繰り広げられる京都の街は、舞台装置として優れているが、それをどう活かしていくかも気になるポイント。

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