ランボー怒りの改新 (星海社FICTIONS)

  • 星海社
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本棚登録 : 220
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061399464

作品紹介・あらすじ

森見登美彦氏、激怒――?!
  私の奈良を返してください!
  さすがにこれはいかがなものか!

ある夏、ひとりの青年が斑鳩の里にフラリと現れた。
泥沼のベトナム戦争を強引に継続する蘇我氏に対し、あの男(傍点振る)が怒りの鉄槌を下す。律令国家日本の誕生を大胆に再解釈する表題作「ランボー怒りの改新」。
おバカな中学生男子三人組と、ミステリアスな同級生・佐伯さん。誰にでも訪れる新緑の季節、その一コマを鮮やかに切り取った「佐伯さんと男子たち1993」。
生駒山中に山荘を構える、仙人のごとき謎の老人。彼の元を訪れた乙女の語る、奇想天外な奈良風『千一夜物語』の行き着く先は……?(「ナラビアン・ナイト」)
そして、作家を目指す浪人生・前野弘道と、彼のもとに舞い降りた小説の女神・佐伯さんを巡る追想記「満月と近鉄」。
いずれも古都・奈良を舞台とする、驚天動地の傑作四編を収録。異形の新人・前野ひろみち、ここに衝撃デビュー! 
解説:仁木英之

感想・レビュー・書評

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  • 謎の美(少)女、佐伯さんを中心とした
    奈良を舞台に繰り広げられるファンタジーっぽい4編。

    甘樫丘は知っているがランボーを見ておらず、
    奈良漬と南都銀行は知っているが千夜一夜物語を読んでいない自分としてはおそらく面白みが半減。

    4作目がタイトルと同名の作品が作中で完成する
    入れ子構造のお話だったので、
    恩田陸の「三月は深き紅の淵を」を思い出した。

    森見登美彦の作品より
    登場人物が屑ではなく、
    良くも悪くもマイルドな感じがする。

    前野ひろみちの正体は、
    森見登美彦本人の可能性8割、
    森見登美彦の中高時代の友人の可能性2割と予想。

  • 森見登美彦と万城目学を足して3で、いや2.5で割ったぐらいな感じ。今後はあるのか?

  • represent NARA Rambo:Reform wiht Anger ant other stories~佐伯さんと男子たち1993:中高一貫校に通う中学男子3名は高校入試がない為、お馬鹿になっていき、鹿せんべいを持ち歩く佐伯さんに告白して次々に玉砕していく。ランボー怒りの改新:泥沼のベトナム戦争から帰還したランボーが斑鳩の里に現れ、戦争継続させようとする蘇我氏に鉄槌を下す。ナラビアン・ナイト:生駒山の仙人のような老人の許を訪れた乙女は奇想天外な物語を語る。満月と近鉄:作家を目指す浪人生・前野弘道と彼の下に舞い降りた小説の女神・佐伯さんを巡る追想記~解説は仁木英之が書いていて、嘘か本当か判らないが、スナック勤めの佐伯さんが出てくる。古都奈良を舞台とする異形の新人のデビュー作。NRという同人誌に発表していた

  • 森見登美彦氏絶賛だったので読んでみたかった。たしかに近い作風。ランボーと大化改新が融合して違和感ないのがすごい。でも私は他の短編の方が好き。ナラビアン・ナイト楽しい。自伝的な“満月と近鉄”
    経歴は知らなかったので、ビックリ。
    次作出されると良いな。

  • 『佐伯さんと男子たち1993』は男子中学生3人の"らしさ"に溢れた笑いの絶えない短編。水泳パンツのくだりに血が通い過ぎててこれ実体験ですか?って訊きたい。
    『ランボー怒りの改新』『ナラビアン・ナイト 奈良漬け商人と鬼との物語』は特殊設定奈良の面白さにやられた。
    『満月と近鉄』は前野弘道の小説作りと恋の顛末のリアリティバランスに魅せられ、自分も奈良に行って佐伯さんに会ってみたくなる、そんな短編集でした。仁木先生の解説も一花添えてて素敵。

  • フリースタイルなナラビアンナイトです!
    意味わかんない言い方ですが、これはもうアラスジとか感想とか読んでもしょうがない、体験しないと(実際読んでみないと)わかんない物語だと思うのでこんな言い方しておきます^^;

    時代も雰囲気も発想も設定も異なる、でも佐伯さんという軸のもとに展開している高濃度な短編集。仁木英之氏のあとがきまで含めて最後はじんわり心地よくまとまってます。

    スピンとイロモノ路線っぽい装丁が惜しいかなぁ。ランボーをタイトルに持って来てるから仕方ないか。文庫版「満月と近鉄」のほうが好み。

    ちなみに自分は、溢れ出る妄想力という意味では森見登美彦氏を彷彿とさせるけど、根本的には似てるとは思えないです。良くも悪くも(いや悪くないけど)、唯一無二の、前野ひろみち氏。

  • 戯論寂滅けろんじゃくめつ

  • これ、あの人っしょ?
    も、から始まる。
    え、違うの???

  • 感想は「んなあほな」。何でランボー。不思議とさっくり読ませてくれる作品。

  • 奈良や生駒が舞台。たくさん知った地名が出てくる。
    ジモトの人には親しみやすいだろう。

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著者プロフィール

奈良県生まれ。高校卒業後、作家を志すも挫折し、大学卒業後家業の畳店を継ぐ。2011年より同人誌『NR』に3本の短編を発表、2016年『ランボー怒りの改新』で商業デビュー。

「2020年 『満月と近鉄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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