マージナル・オペレーション改 02 (星海社FICTIONS)

  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061399716

作品紹介・あらすじ

人民解放軍の将軍・新的の依頼を受け、ジブリールだけをともなって中国に入ったアラタを迎え入れたのは、“シベリア共和国”の監視役・パウローだった。
 つい先日まで刃を交えていた“敵国”中国と、血の因縁を持つシベリア共和国──両国の庇護と監視を受けつつ、ジブリールと疑似新婚生活を送りながら北京で学校通いを開始するアラタ。
 しかし、北朝鮮情勢の一層の緊迫化とアラタの才能をめぐり、中国とシベリア共和国の間には意見の相違が生まれていく……。
 少年兵、情報技術の高度化、そしてドローン──元ニートは、望まずして“未来の戦場”に立つ──!

 芝村裕吏×しずまよしのりが贈る大ヒットシリーズ、絶好調の新章第二幕!

感想・レビュー・書評

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  • 語学研修や国防大学での学習など、最初期の頃を思い出させるシチュエーションが本作のメインでしょうか。舞台が中国ということもあって、ドローンに関する授業や研修などはちょっと目新しい。昨年、個人的にドローンにハマったこともあって、その辺りはかなり興味を引かれました。

    反面、気になったのはキャンプ・ハキムを想定したシミュレーションの場面。無印1巻でシミュレートと称して実戦をやらされたシーンを想起させられます。あれが相当トラウマになっていたと思ったので、アラタが何かしらの反応を見せるかと想像していたのですが、特に何もなく。

    自分が考えた作戦をパクられて、その戦術で実際にキャンプ・ハキムを攻撃されたらとか、それこそリアルタイムで作戦が実行されないかとか……考えないのかなぁ、と。

    まぁそれはそれとして、作中の世界では現実以上に北朝鮮情勢が大変なことになっているようで。そうした世界の状況と、テロリストまがいのやり方で危機を脱したところで終わってしまう本作の続きがやたら気にはなります。何気にかなり物語に引き込まれていたようです。

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著者プロフィール

ゲームデザイナー、作家、漫画原作者。
第5回日本ゲーム大賞優秀賞、第32回星雲賞メディア部門を受賞した『ガンパレード・マーチ』をはじめ、『絢爛舞踏祭』や『ガンパレード・オーケストラ』三部作などを手がける。
その特異な世界観と研ぎすまされたシステムから、「芝村ゲー」と呼ばれ、高い評価と熱狂的なファンを多数獲得している。
小説の代表作に『マージナル・オペレーション』シリーズ(星海社FICTIONS、全5巻)があり、同作は『月刊アフタヌーン』でコミカライズが連載中。また、『マージナル・オペレーション』前史にあたる新シリーズ『遙か凍土のカナン』(星海社FICTIONS)もヒット中。近年は多くの漫画原作も手がけている。
現在、世界観設定などを担当したブラウザゲーム『刀剣乱舞』が大ヒット中。Twitterアカウント @siva_yuri

「2023年 『マージナル・オペレーション [F3]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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