文章表現の技術 (講談社現代新書)

  • 講談社 (1979年1月1日発売)
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本 ・本 (180ページ) / ISBN・EAN: 9784061455610

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    ── 植垣 節也《文章表現の技術 19791101 講談社現代新書》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4061455613
     
     Uegaki, Setsuya 国文学 1927‥‥ ‥‥ 2012‥‥ 85 /兵庫教育大学名誉教授
     
    ……「「AみたいなB」「AのようなB」の形式の比喩(直喩)は、既
    知のAを提示することによって未知のBを効果的に説明する方法である。」
    と定義した上で、
     文章中で比喩表現を使うときは、AとBの距離を置くほどかえって意
    図が分かりやすくなることを知っておく必要がある。本質的にAとBと
    が異なるものならば、ますます異ならせた方が比喩として明確であり、
    しかもAとBの共通点が狭い範囲に絞られるから誤解の可能性も小さく
    なる。例えば、室生犀星の使った「彼女はうどんのように笑った」とい
    う比喩は、うどん(A)と女の笑顔(B)との距離があって突飛な結び
    つきであるからこそ、誤解なくうどん玉の形と庶民的な顔つきとの共通
    点をいっているのだと分かるのである。
     このことは説明せずにあっさりと個別評定をして、例文を示すほうが
    子どもたちにはわかりやすい。
    https://tos-hit.net/fujii/jpn/hiyu/hiyu02.htm
     
    〔Quora〕 0503
     
     岡田 斗司夫が「補助線を引く」という言葉で説明しているのを見ま
    した。この補助線というのはどういう意味で使われているのかわかる
    人いますか?
     
    https://jp.quora.com/%E5%B2%A1%E7%94%B0%E6%96%97%E5%8F%B8%E5%A4%AB%E3%81%8C-%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E7%B7%9A%E3%82%92%E5%BC%95%E3%81%8F-%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%A8%80%E8%91%89%E3%81%A7%E8%AA%AC%E6%98%8E%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84?__filter__=all&__nsrc__=notif_page&__sncid__=51837706326&__snid3__=69465984299

    ・比喩=直喩・隠喩・換喩・提喩。

    …… 補助線の引き方が合否を決する!
     図形に線を描く際に必要な2つの視点。
    https://www.fumitei.jp/metaphor/

    ・うまい比喩を思いついて、自慢したがる筆者もいれば、そもそも比喩
    が苦手な読者もいます。いつも「たとえば…」と切りだせば、だれもが
    理解できるとは限らないのに、わざわざ振ってみせるのです。

    …… 彼女は、うどんのように笑った。(出典未詳)
    ── 室生 犀星《全集 第十二卷 19660830 新潮社》?
    https://www.aozora.gr.jp/cards/001579/files/53505_67357.html
     
    (20240503)

  • 観察力
    想像力
    語彙をふやす
    用語をてきせつにする
    描写力を高める
    比喩表現を豊かにする
    会話を生き生きとかく。
    5つは実現できそう。

  • 「ところで文章を書くということも、けっきょくは自分の内部に光を当て、
    書く素材と自分との距離をちぢめることなのであって」
    カメラを覗くのも同じ、文章を書くのも同じ。人生のストライクゾーンが広がるぜ。

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