ドイツ留学記(上)

  • 講談社 (1980年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784061455955

みんなの感想まとめ

異郷の地での生活と交流を通じて、著者が描くドイツの豊かな自然や人々の心、教育制度への観察が魅力的に表現されています。約60年前のドイツの文化や風習が色濃く残る様子が、著者の深い教養と共に綴られ、当時の...

感想・レビュー・書評

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  • 内容紹介
    「いざ越え行かん広き野を。いざ登らん晴れたる嶺の人気なきを……」この漂泊歌(ヴァンダー・リート)「青き花」の歌声ひびくところ、緑の野と広大な森は若者たちのものであった。ドイツの人々の自然を愛する心への共感、また、その合理精神、徹底性から生まれた生活や教育制度のありかたへの新鮮な観察から生き生きしたドイツの姿を描く。若き日を異郷の地に遊んだ著者が、厳しくも実り多き研究生活、友との放浪、楽しきパーティ、心篤き人々との交流を、真情こめてつづる。

  • 1955年から約3年間にわたってドイツに留学した著者の見聞を記しています。上巻では、ドイツの人びととの交流と、ドイツの教育事情が取り上げられます。

    今から60年ほど前の、伝統的文化や風習を色濃く残しているドイツの様子が、ヨーロッパについての深い教養を持ち合わせた著者によって論じられていて、海外生活の記録としては格調の高いものになっているように思います。そのぶん、とくにドイツの人びととの交流を記した章などは、やや高踏趣味に走りがちではないかという気がしてしまいます。

    今日ではかなり事情は変わっているのでしょうが、長い歴史を持つヨーロッパの一面を教えてくれる本だと思います。

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著者プロフィール

上智大学名誉教授。英語学、言語学専攻。1930年、山形県鶴岡市生まれ。1955年、上智大学大学院修士課程修了後、ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学へ留学。ミュンスター大学における学位論文「英文法史」で発生期の英文法に関する研究を発表。ミュンスター大学より、1958年に哲学博士号(Dr.Phil.)、1994年に名誉哲学博士号(Dr.Phil.h.c.)を授与される。文明、歴史批評の分野でも幅広い活動を行ない、ベストセラーとなった『知的生活の技術』をはじめ、『日本そして日本人』『日本史から見た日本人』『アメリカ史の真実(監修)』など多数の著作、監修がある。2017年4月、逝去。

「2022年 『60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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