童話の書き方 (講談社現代新書 661)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061456617

感想・レビュー・書評

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  • やっと本当に子どもの気持ちが分かる大人に出会えた気がする。
    童話は童話でも、ただのメルヘンチックな空想を書けばいいんじゃない。そこには現実のリアルな世界と生きている人間を書かなければ意味がない。
    大人は童話を書くとき、つい自分の思い通りになる「いい子」を書きたがるが、子どもにだって心はあるし、感情もあるのだ。大人の気持ちと、子どもの気持ちの両方を睨みながらでなければ、本当の童話は書けないのだとわかった。
    寺村さんの文章はわかりやすくて面白い。それは、<語りことば>を使ってくれているからだ。童話を読み聞かせるような、読者に直接語りかけるような、やさしくあたたかい文章だ。
    本書では、例文を引用し、どこがどういけないのか、どういう点が優れているのか詳しく解説し、童話作家が持つべき資質や心構えを丁寧に教え諭してくれる。
    内容も素晴らしいが、なにより寺村さん自身が、子どもたちの心理を深く理解し、生きた人間としてあたたかい目で見つめていることがわかり、感動させられた。読者と一緒に悩み、迷い、楽しもうとする姿勢はすごいし、見習いたい。

  • あああそうだよそうなんだよ! と肯きながら読んだ本。大人の視点から童話を書くのではなく、子どもの眼を思い出して書きましょうとかそういうお話。古本屋で購入したので大分ぼろぼろです。

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著者プロフィール

1928年東京生まれ。戦後、早稲田大学に入学、早大童話会に入り坪田譲治氏の元で童話を書き始める。1956年以後王さまを主人公とした作品をライフワークとして書き続け人気を博す。作家の他、児童図書の編集、大学での児童文学や幼児教育の指導、地域の図書館創設や文庫活動、毎年のアフリカ旅行等、活動は多岐にわたった。2006年没。

「2022年 『ぼくは王さまおしごとコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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