バイオエシックス (講談社現代新書 759)

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  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061457591

感想・レビュー・書評

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  • 比較的早い時期に書かれた、生命倫理学の入門書です。内容は、倫理学的な考察はあまりおこなわれておらず、むしろそうした考察の基礎になる事実の紹介が中心になっています。

    「生命」や「科学技術」についての恣意的なイメージに基づいて生命倫理学が語られることは危険なので、本書でおこなわれているような事実の紹介が重要だということはよく理解できるのですが、少し求めていた内容とは違ったので、不満にも感じました。

  • 一年前に「生命倫理」を理解したいために薦められて読んだ本。
    今年度、臓器移植法の改正で15歳未満の子どもであっても「家族の承諾」による提供が可能となることなど、より身近な問題として考えることを迫られた気がして、再度読み直してみた。
    多くの命を救うことになるだろう最新医療技術の進歩は大変喜ばしいことであると同時に、よりたくさんの臓器の必要性を痛感させ、また、脳死の問題や、果ては臓器売買といった概念をも人類に呈示する現在。いったいどこまでが許される限界なのか・・・今から25年前に書かれた本ではあるが、歴史や論点などをわかりやすく解説してくれる。

  • 当時初めて聞く内容に新鮮な驚きを覚えた記憶がある。関連書籍『メタ・バイオエシックス』もどうぞ。

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著者プロフィール

1946年生まれ。京都大学理学部卒業。科学史家

「2017年 『ニュートン主義の罠』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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