現代思想のキイ・ワード (講談社現代新書 (788))

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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061457881

感想・レビュー・書評

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  • 自由の要求と敵対関係の増大は不即不離の関係にある。近距離にある人間関係はそれだけ敵対的になる。

    労働の消滅によって人間という存在が受ける影響は甚だしいと思われるがそれがどういうものであるか…
    これから現象化するようである。著者もまったく楽観できないと言われている。

    真正面から見据えなければいけないのは、人間に根深く食い込んでいる暴力である。人間関係もあらゆる形の暴力にさらされるから。

    最後の言葉は、レヴィナスさんの「希望を失うな、希望を育てよ―」だった。確かにそれしかないと思った。

  • 「自由」や「暴力(性)」の問題は政治学や社会学にとっても欠かせないキイ・ワードである。「権威への服従」の傾向を自覚すれば、哲学・現代思想を取り込もうとすることも決して無益ではないだろう。
    ……それにしても、四半世紀前の「現代」思想となると、哀愁さえ感じてしまった。

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プロフィール

今村仁司(いまむら ひとし)

1942年岐阜県に生まれる。京都大学経済学部卒業。同大学経済学部大学院博士課程修了。東京経済大学教授。専攻は社会思想史、社会哲学。暴力論と労働論を中心に社会理論の構築にとりくむ。『労働のオントロギー』、『暴力のオントロギー』、『排除の構造』、『現代思想の系譜学』、『近代性の構造』、『ベンヤミンの〈問い〉』、『抗争する人間(ホモ・ポレミクス)』、『親鸞と学的精神』など著書多数。翻訳も多く手がけた。2007年没。

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