- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061470118
作品紹介・あらすじ
不世出の児童文学作家、松谷みよ子がつづる、戦争、そして原爆と子どもたちの、今なお新しい物語。
感想・レビュー・書評
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不世出の児童文学作家、松谷みよ子がつづる、戦争、そして原爆と子どもたちの、今なお新しい物語。
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小学生の時に読んで感動した、私の読書の原点。優しく温かな文章の中に、ハラハラする場面、ちょっぴり怖い場面があり、最後は切なく、苦しい。原爆と言う物、戦争について、初めて考えさせられた物語です。久しぶりにまた、読んで、さらに感動が深くなりました。
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小学生の頃、学校の図書館に入り浸っていた時期に、何度も借りた記憶がある一冊だった。
最近、どんな話だったかと購入して読んでみた。やはり、素晴らしい。
読みやすさと、内容の深さ。
伝わりやすさを意識するときに、私は読み返すことがある。 -
小学校に入るか入らないかという頃に、父に連れて行ってもらった映画が、「ふたりのイーダ」でした。昨年、作者の松谷みよ子さんが亡くなられ、この作品が紹介されている新聞記事を見た時、心の奥底に眠っていた記憶が呼び覚まされました。小さいかったのもあり、あらすじは覚えてなかったのですが、小さな椅子が人間のように話し、動き回りながら、イーダちゃんと遊んでいる場面の記憶が…。児童文学ですが心にひびき、また先月父を亡くした事もあり、いろんな思いで読み終えました。
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子供に読ませた日本の戦争の本第1弾。
自分も子供の頃読んだと思うんだけど、読み直すとやはり新鮮な驚きの連続だった。でも何よりの衝撃は、この本の時代設定が戦後――というか、原爆投下からたったの四半世紀ほどしか経っていない、ということだった。もちろん、私も子供の頃から原爆やナチスのことは聞かされていたし本も読んでいたけど、それは、そういう現実とは思えないほど酷い話はみんな「昔の」話としてだった。でも、このお話の中での原爆は25年程前のことで、たとえば今から25年前のことだったら、かなり鮮明に覚えている自分を考えると、ほんとに「ついこの間起こったこと」、なんだよね。そういう時代に人々が生きていたこと、それが本当に今では風化しつつあること、そんなことを考えながら読んだ。
松谷みよ子さんのお話は本当に味わい深くて、構成も見事。
夏の晴れた朝、瞬時に失われたあまりにも多くのもののことを想って泣いた。
娘には読ませた。娘の子供の世代にも読み継いでほしいと思う。 -
「子どもを本好きにする10の秘訣」>「命・生き方」で紹介された本。
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2017/5/13
映画を観た。
著者プロフィール
松谷みよ子の作品





