豆つぶほどの小さないぬ―コロボックル物語 2 (講談社青い鳥文庫 18-2)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061470330

作品紹介・あらすじ

むかしコロボックルが飼っていたという、豆つぶほどの小さないぬ、マメイヌが、いまも生きているらしい。クリノヒコとなかまたちは、ひそかにマメイヌさがしをはじめた……。
コロボックル通信の発刊とマメイヌ発見をからめて、わかいコロボックルたちの活躍をえがく。

<A日本の名作 小学上級・中学から>

感想・レビュー・書評

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  • コロボックルの2冊目

    もしかしたら昔コロボックルが飼っていたまめ犬が生きているかもしれないという情報が⁉︎
    だがまめ犬は足の速いコロボックルよりも足が早いという!
    コロボックルたちは早速探すことに。
    ところがなかなか見つからない。
    そんな時にまめ犬を捕まえた時のために新聞をつくることに。
    コロボックルたちはまめ犬を捕まえられるのか...。

    コロボックルたちがまめ犬を捕まえられるのかドキドキワクワクしました。1冊目と目線が違って面白かったです(╹◡╹)
    けれども、1冊目を読んでからの方が面白いとお思います(^_−)−☆

  • 次男がコロボックルシリーズ続きを借りて~というので私も読んでいる。

    「だれもしらない小さな国」から5,6年経ってます。
    今回の語り手はコロボックル。セイタカさんとコロボックルの連絡係をしている
    クリノヒコ、通称”風の子”
    セイタカさんは前作に出てきたおチビ先生と結婚して女の子も生まれました。
    今回は語り手がコロボックルなので、コロボックルの生活様式や道具や村がどうなっているかなどが語られます。
    前作に出てきたコロボックルたちはコロボックルの村の主要な役職に附いています。そしてセイタカさんとの交流により、コロボックルたちの生活も電気を使うなどの人間の知恵を取り入れて行きます。
    その一環として風の子は仲間たちと「コロボックル通信」を作っています。
    彼らの目的は定期的に新聞を発行していくこと、そして今の目標は昔コロボックルたちとともに暮らしていた豆粒ほどの小さな犬のマメイヌ。
    マメイヌは昔は人間の選ばれた家にいて、富をもたらせることもあるが酷いいたずらに悩まされることもあり、ついに姿を消したといいます。
    すっかり消え去ったと思ったマメイヌたちが実は存続しているかもしれない、
    コロボックル通信の仲間たちは自分たちの力でマメイヌを見つけようと知恵と力を絞ります…。

  • 前作の Review で KiKi は「素敵な物語ではあるけれど、どこかちょっと尻切れトンボな印象」と書いたけど、この第2作を読んでみて、そんな風に感じた理由がわかったような気がします。  前作は私たちと同じ人間である「せいたかさん」と日本の風土に住み着いていたかもしれない妖精(? コロボックル)の出会いの物語で、コロボックルの世界を描いているようでいてやっぱりどこか人間目線のお話がメインだったんですよね。  それがこの第2作になってようやく「コロボックル目線」の物語が展開し始めています。  つまりこの作品になってようやくコロボックル達が生き生きと動き出した・・・・そんな印象なんですよね。 

    これは物語の語り手の違い(前作では人間の「せいたかさん」の一人称で今作ではコロボックルの1人「クリノヒコ」の一人称)というのもあるけれど、それ以上に様々な場面・風景の描き方に違いが出てきています。  もちろんそれでも昔懐かしい日本の田舎の風景であることには変わりはありません。 

    ちょっぴり残念なのはこのコロボックルたちが、実に人間臭いこと(苦笑)  どうせなら擬人化した小人ではなくどこか人間とは価値観とかものの考え方に大きな差がある生物であってくれた方が異文化交流の雰囲気が出てきてハチャメチャかもしれないけれどもっともっと楽しい物語になったんじゃないかと思わないでもありません。  

    と言うのもね、この物語に登場する「マメイヌ」とコロボックルの関係がまさに人間とペット犬の関係に近すぎる気がするんですよね~。  せっかくこのコロボックル王国に新たな生き物として「マメイヌ」を出してきたならマメイヌにはイヌとは別の立ち位置があってもよかったんじゃないかなぁ・・・・・と。

    コロボックル達が新聞を出すことにしたというお話にしても可愛らしさは溢れているんだけど、何だかコロボックル達が人間に近づこうとしている努力のお話というような感じがして、このままいくと夢の世界というよりは極小サイズの別の人間社会ができあがっちゃうだけのような気がします。  そんなことを考えるとどうせならコロボックルにはコロボックルの生き方、生活の仕方があって、せいたかさん(人間)の方がそれに感化されたり人間目線では無視してきた何かに気がついたりというようなお話を読みたかったような気がしないでもありません。

    この直前に読んでいたのが「ランサム・サーガ」であの物語が上下2巻でひと夏の夏休みの数日間だけを描いた物語だったから尚更感じることなのかもしれないけれど、この物語は時間の流れがとても速いです。  第1作の冒頭では小学生だった男の子が第1作の最後にはコロボックル王国のある小山を買い取ることを真剣に考えるぐらいの年齢だったし、この第2作では結婚して子供がいます。

    同様にコロボックル達の方も第1作で「世話役」だった人は引退し、クリノヒコたちに世代交代していて新たなキャラクターが続々と出てきています。  その誰もが魅力的ではあるんだけど、どうしても書き込みが少ない分、今作でメインに活躍するクリノヒコとその彼女となるだろうおチビ以外のキャラクターには十分に感情移入できないのがちょっと残念・・・・。

    ところで・・・・・

    人間世界の印刷工場から活字(それもルビ用の極小サイズのもの)をもらって発行することになったから仕方ないことだけど、彼らが発行した新聞(コロボックル通信)はコロボックルサイズからするとかなり大きいものでまさに「壁新聞」です。  こんな大きなものを毎日印刷するのは大変だろうし、配達だって大仕事になっちゃうだろうになぁ・・・・・。(物語によれば毎日30部ぐらい発行する予定らしい。) 

    そんなコロボックルには大きすぎる新聞でも、もはや老眼の KiKi にとってはやっぱり小さすぎて、せっかく巻末に記念すべき第1号が掲載されているのに、虫眼鏡なしでは読めないのが何とも悔しい限りです。  ま、人間の読者、それも子供にちゃんと読んでもらいつつ、コロボックルにも読めるサイズとなるとこのサイズがギリギリの限界という感じなのかもしれません(苦笑)。

  • 大好きなコロボックルシリーズの中で、唯一ひっかかりのある作品。死に絶えていたと思っていたマメイヌをつかまえるためにクリノヒコ達、コロボックル通信社が奔走───。

    話は相変わらず面白いんだが、ひっかかるのはマメイヌの位置。
    コロボックルとマメイヌ、人間と犬、という対比でいえば合ってるのかもしれないけど、コロボックルとマメイヌって対人間という意味からは同じだと思ってたのに、コロボックルはマメイヌ捕まえて犬扱いしちゃうんだなぁ、と…そこがちょっぴりひっかかった。

    話の中ではマメイヌは人間に飼われてたというか憑いてたようだから、コロボックルに飼われても違和感ないのかもしれないけど、コロボックルとしては自分達の立場を重ねて「自由にしておいてあげよう」とは思わないんだろうか、と。

    昔の話でもコロボックルは人間より上位の神様的な存在だったし、立場が弱くなっても基本の考え方は人間と同じなのかもしれない。もちろん生活ぶりを見ていても、コロボックルはいたずらもするし復讐もするのだから、ただかわいいだけではないのだが…こんな見方するのは自分が大人になっちゃったからなんだろうなぁ(--)

  • 小学校高学年くらい向き

    誰も知らない小さな国の続編=コロボックル物語2
    小さな国の人たちのパートナーのお話。

  • 勢いづいて読んでしまった。児童文学だから読みやすいの当然なんだけど、ついつい引き込まれて読んでしまう。。
    そういえばこの巻大好きだったなぁと思い出して懐かしかった。マメイヌという、コロボックルよりも小さな犬の伝説を追う話。今読み返すと、マメイヌ=管狐?みたいな疑惑も書いてあって更に興味深い。
    全巻で出てきたコロボックル達の次の代が活躍する話。そういう意味では、結構時間の流れが早いシリーズかもしれない。せいたかさんもヒイラギノヒコも結婚してるしね。どんどん技術も進歩していくコロボックル小国。そこらへんも、着眼点としてはありかもしれない。

  • 昔、コロボックルが飼っていたという豆イヌが生きているという。クリノヒコの仲間たちは豆イヌを探し始めた。
    前回では、せいたかさんとコロボックルの出会いで新しい時代の風が吹いた話で。
    今回は、この巻により、コロボックルの世界で、新聞が作られることになります。コロボックルの世界が、どんどん発展していく様も面白いです。
    豆イヌを捕らえようとして、自分が罠に挟まれてしまうシーンは、かなりドキドキしました。
    フエフキさんが、すごくカッコいいんだよね〜。タイプです。コロボックルの男の人、結構、素敵な人が多いです(笑)しかし小人。残念(こらこら)

  • コロボックル物語の2巻。主役は「風の子」。絶滅したと思われていた「マネイヌ」探しをすることになったコロボックルたち。せいたかさんも力は余り借りずに、物語が展開するから、コロボックルの能力が1巻よりもよく分かった。まま先生の連絡係が世代交代した点もきちんと時間が流れている感じが、リアリティあって好きです。

  • i'm proud you. it's an amazing fantasy. it include a pure pure love. i know means her poem with hurt.

  • 大人が読んでも深い優しい味わいのある物語でした。読後感が爽やかで素敵なお話ですね。

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著者プロフィール

1928年、神奈川県横須賀市に生まれる。1959年、『だれも知らない小さな国』を出版し、毎日出版文化賞、国際アンデルセン賞国内賞他を受賞。コロボックルシリーズをはじめ、『かえるのアパート』、『おばあさんのひこうき』などの名作を次々に発表。日本の児童文学の代表的作家の一人。

「2009年 『もうひとつのコロボックル物語 ヒノキノヒコのかくれ家 人形のすきな男の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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