豆つぶほどの小さないぬ―コロボックル物語 2 (講談社青い鳥文庫 18-2)
- 講談社 (1980年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061470330
作品紹介・あらすじ
むかしコロボックルが飼っていたという、豆つぶほどの小さないぬ、マメイヌが、いまも生きているらしい。クリノヒコとなかまたちは、ひそかにマメイヌさがしをはじめた……。
コロボックル通信の発刊とマメイヌ発見をからめて、わかいコロボックルたちの活躍をえがく。
<A日本の名作 小学上級・中学から>
感想・レビュー・書評
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コロボックルの2冊目
もしかしたら昔コロボックルが飼っていたまめ犬が生きているかもしれないという情報が⁉︎
だがまめ犬は足の速いコロボックルよりも足が早いという!
コロボックルたちは早速探すことに。
ところがなかなか見つからない。
そんな時にまめ犬を捕まえた時のために新聞をつくることに。
コロボックルたちはまめ犬を捕まえられるのか...。
コロボックルたちがまめ犬を捕まえられるのかドキドキワクワクしました。1冊目と目線が違って面白かったです(╹◡╹)
けれども、1冊目を読んでからの方が面白いとお思います(^_−)−☆
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次男がコロボックルシリーズ続きを借りて~というので私も読んでいる。
「だれもしらない小さな国」から5,6年経ってます。
今回の語り手はコロボックル。セイタカさんとコロボックルの連絡係をしている
クリノヒコ、通称”風の子”
セイタカさんは前作に出てきたおチビ先生と結婚して女の子も生まれました。
今回は語り手がコロボックルなので、コロボックルの生活様式や道具や村がどうなっているかなどが語られます。
前作に出てきたコロボックルたちはコロボックルの村の主要な役職に附いています。そしてセイタカさんとの交流により、コロボックルたちの生活も電気を使うなどの人間の知恵を取り入れて行きます。
その一環として風の子は仲間たちと「コロボックル通信」を作っています。
彼らの目的は定期的に新聞を発行していくこと、そして今の目標は昔コロボックルたちとともに暮らしていた豆粒ほどの小さな犬のマメイヌ。
マメイヌは昔は人間の選ばれた家にいて、富をもたらせることもあるが酷いいたずらに悩まされることもあり、ついに姿を消したといいます。
すっかり消え去ったと思ったマメイヌたちが実は存続しているかもしれない、
コロボックル通信の仲間たちは自分たちの力でマメイヌを見つけようと知恵と力を絞ります…。 -
大好きなコロボックルシリーズの中で、唯一ひっかかりのある作品。死に絶えていたと思っていたマメイヌをつかまえるためにクリノヒコ達、コロボックル通信社が奔走───。
話は相変わらず面白いんだが、ひっかかるのはマメイヌの位置。
コロボックルとマメイヌ、人間と犬、という対比でいえば合ってるのかもしれないけど、コロボックルとマメイヌって対人間という意味からは同じだと思ってたのに、コロボックルはマメイヌ捕まえて犬扱いしちゃうんだなぁ、と…そこがちょっぴりひっかかった。
話の中ではマメイヌは人間に飼われてたというか憑いてたようだから、コロボックルに飼われても違和感ないのかもしれないけど、コロボックルとしては自分達の立場を重ねて「自由にしておいてあげよう」とは思わないんだろうか、と。
昔の話でもコロボックルは人間より上位の神様的な存在だったし、立場が弱くなっても基本の考え方は人間と同じなのかもしれない。もちろん生活ぶりを見ていても、コロボックルはいたずらもするし復讐もするのだから、ただかわいいだけではないのだが…こんな見方するのは自分が大人になっちゃったからなんだろうなぁ(--) -
小学校高学年くらい向き
誰も知らない小さな国の続編=コロボックル物語2
小さな国の人たちのパートナーのお話。 -
勢いづいて読んでしまった。児童文学だから読みやすいの当然なんだけど、ついつい引き込まれて読んでしまう。。
そういえばこの巻大好きだったなぁと思い出して懐かしかった。マメイヌという、コロボックルよりも小さな犬の伝説を追う話。今読み返すと、マメイヌ=管狐?みたいな疑惑も書いてあって更に興味深い。
全巻で出てきたコロボックル達の次の代が活躍する話。そういう意味では、結構時間の流れが早いシリーズかもしれない。せいたかさんもヒイラギノヒコも結婚してるしね。どんどん技術も進歩していくコロボックル小国。そこらへんも、着眼点としてはありかもしれない。 -
昔、コロボックルが飼っていたという豆イヌが生きているという。クリノヒコの仲間たちは豆イヌを探し始めた。
前回では、せいたかさんとコロボックルの出会いで新しい時代の風が吹いた話で。
今回は、この巻により、コロボックルの世界で、新聞が作られることになります。コロボックルの世界が、どんどん発展していく様も面白いです。
豆イヌを捕らえようとして、自分が罠に挟まれてしまうシーンは、かなりドキドキしました。
フエフキさんが、すごくカッコいいんだよね〜。タイプです。コロボックルの男の人、結構、素敵な人が多いです(笑)しかし小人。残念(こらこら) -
コロボックル物語の2巻。主役は「風の子」。絶滅したと思われていた「マネイヌ」探しをすることになったコロボックルたち。せいたかさんも力は余り借りずに、物語が展開するから、コロボックルの能力が1巻よりもよく分かった。まま先生の連絡係が世代交代した点もきちんと時間が流れている感じが、リアリティあって好きです。
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i'm proud you. it's an amazing fantasy. it include a pure pure love. i know means her poem with hurt.
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大人が読んでも深い優しい味わいのある物語でした。読後感が爽やかで素敵なお話ですね。