ムーミン谷の彗星 (講談社青い鳥文庫)

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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061470453

感想・レビュー・書評

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  • なんでこれをもっと早くに読まなかったんだろう。アニメで満足していた自分を叱りたい。ムーミン谷に彗星が落ちてくる!?スナフキンとの出会い。スノークのおじょうさんとの出会い。しっかり冒険をしているのに、どこかゆるくてほのぼのした雰囲気はちゃんと送り出して待っていてくれるムーミンママやパパの存在でしょうか。地球滅亡の不安……ちょっと怖いお話ですね。ママの手料理は本当においしそうです。

  • ムーミンの二作目。

    自分の劣等感を
    自分よりも劣っている(と思っている)ものを見て解消しようとする卑しさを、
    スニフの猫に対する行動に見て若干怖くなります。

    スニフの劣等感の大元は、
    階層意識にあって、
    それはある時には、
    父権的な優しさや責任感に繋がるのでしょうが、
    またある時には差別意識にも繋がるので、
    なかなか難しいところですね。

    まだ序盤までしか読んでませんが、
    酸性雨(たぶん)が降ってきたりしているので、
    環境問題的な話なのかしら、
    と考えたりしております。

    レイチェル・カーソンの「沈黙の春」よりも先に
    科学主義批判を加えているのかー、
    とか考えるとすごいですな。

    まぁ、
    でもソクラテスの時代でも、
    木が全然なかったりしたらしいから、
    文明のあるところにはこの問題はいつもつきまとっているのかもわかりませんね。

  • 自分が持っている青い鳥文庫版で登録。同じ本でも書誌が違うとデータが別れちゃうから、どれを登録しようか迷う・・。とにかく挿絵もストーリーも全部好き。小学生のころに夢中になって読んだ。ぞくぞくする感じがたまらない。ムーミンのナンセンス具合が大好き。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ムーミンのナンセンス具合が大好き」
      ヤンソンの他の作品は読まれましたか?「誠実な詐欺師」とか素敵ですよ!
      「ムーミンのナンセンス具合が大好き」
      ヤンソンの他の作品は読まれましたか?「誠実な詐欺師」とか素敵ですよ!
      2012/05/29
  • 『ほんとにこわかったわ。わたしもう二度ととけいをみたくない。』

    彗星の到来という大きな”懸念”に対する数々の”困惑”を執拗なまでに積み重ねている。不安こそが文明の見方の一つである。ムーミンシリーズの中でもかなり直球な作品。

  • スニフはどーしようもない奴だ。
    文句は言うし、嘘つくし、ゲロ吐くし。しかし何故か憎めないでいるのは彼の愛嬌だからだろう。

    彗星が落ちるっていうのにムーミンはママが全て解決法を知っていると言う。
    ママの存在は絶対であることはどの子ども同じなんだと再確認した。

  • これがムーミンの第一作目だったのか。スナフキンやスノークのおじょうさんが初登場。
    第一作目からキャラクターが確立していて、風のようなスナフキン、ヘタレのスニフなど、いつもの感じに安心しつつもムーミンが勇敢で口が悪いのが意外に思った。
    挿し絵はかわいいけど世界観は殺伐としている。昔に読んだときは竹馬で歩くシーンがとても印象的だった。
    世界は殺伐としていてもムーミンママとムーミンパパの優しさはブレなくて安心する。

  • スナフキンはミニマリスト
    キャラがたくさん出てきた

  • ムーミン谷がこんなに癖の強いメンバーだとは。
    話はたんたんとしているので好みが別れそう。しかし世界観は独特。

    スノークのお嬢さん登場後、ムーミンの態度ががらりと変わるので、「ムーミン…?」となる。お前…

  • はじめてのムーミン。
    こんなに不安になる要素があると思わなかった。

    ママのところに帰れば大丈夫、ムーミンたちは必ず戻ってくる。
    と、信じ合う強さに心打たれる。

    スニフがかなしくなって洞窟を出て行ってしまうところは、自分と重なってしまった。少し。

  • ムーミン谷に彗星が落ちるというウワサの真相を確かめに、ムーミンとスニフはおさびし山の天文台まで決死の覚悟で旅に出る。
    途中でおなじみスナフキンやスノークのお嬢さん達と出会い仲間になり、困難を乗り越えながら彗星の衝突時刻を確かめる。そして異変が起こり続ける中、力を合わせて谷に戻る。

    スナフキンの「もちものをふやすというのは、ほんとにおそろしいことですね」という言葉が印象に残っている。
    そして、谷の仲間がこぞって谷を離れようと、ムーミンの帰りを待ち続け、いつもと変わらない暮らしぶりのムーミンパパとムーミンママの姿に、あるべきオトナの姿を教えられる。

    子どもの頃にアニメを見ただけだったが、ムーミンの話は児童文学の範疇を超える物語であり、もっと若いときに読んでおくべきだった。

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著者プロフィール

1914年、ヘルシンキ生まれ。画家・作家。父が彫刻家、母が画家という芸術家一家に育つ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。66年、国際アンデルセン賞作家賞、84年にフィンランド国民文学賞を受賞。主な作品に、「ムーミン童話」シリーズ(全9巻)、『彫刻家の娘』『少女ソフィアの夏』(以上講談社)など。

「2023年 『MOOMIN ポストカードブック 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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