ハヤ号セイ川をいく (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (1984年5月10日発売)
3.68
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本棚登録 : 113
感想 : 19
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  • 本 ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061471351

作品紹介・あらすじ

セイ川を流れてきたカヌーを見つけたデビットは、その持ち主のアダムと友だちになり、カヌーにハヤ号と名まえをつけた。2人は、アダムの家に伝わるなぞの詩から、かくされた宝を探し出そうとする。――カヌーで結ばれた2人の少年の、夏休みのすばらしい冒険と友情をえがいたイギリス児童文学の名作。
カーネギー賞受賞作家、フィリパ・ピアスのデビュー作をエドワード・アーディゾーニの絵で。

<世界の名作 小学上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>

感想・レビュー・書評

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  • 男の子2人の友情。
    宝探し、冒険。
    小学生の夏休みを思い出す。

  • ピアスの作品ってやっぱりいいなあと思いました。ゆっくり味わって幸福感を感じながらよめる作品だと思いました。

  • デビッドとアダムが謎の詩を解読しながら宝を探し回る、カヌーでの冒険物語。前半で宝の隠し場所を見つけるものの、既に宝は別の場所に移動されていた。アダムがバーリーから出て行く前に、家が売られる前に、見つけなければという焦りがある中で、お別れの直前で二人は詩を解読し、宝の場所を突き止める。しかしそこには宝はなかった。盗まれたとわめく二人だったが、ミス コドリングの演出によってその宝は食料品室で発見されることになる。

  • 流れ着いたカヌーを見つけたデビッドは、セイ川の上流でアダムという少年に出会う。それは夏の宝探しの冒険の始まりだった…。
    ストーリーは面白いが、散文的で集中して読むのに苦労した。数々の賞を受賞したピアスのデビュー作というが、相性が合わず残念。

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  • こどもたちのたくましさに心躍るとともに、
    大人の振舞いや理解が大切だということも、
    しみじみと感じる。

  • 4-06-147135-x 461p 2004.6.7 12刷

  • 内容に関係ない感想ですが、本が開きにくくて、読みにくかったです。

    カヌーを通じて友人となった少年二人の宝探し。
    色々な人やモノが繋がっていて、意外な展開もあって、面白かったです。
    大人になってから初めて読みましたが、子供の頃に読んでいたらもっと夢中になれていたかな。

  • 小学5年生の頃に、本の背表紙に呼ばれて読んだ本(だと思う)。
    訳者が違うのか、もっと情景文が盛りだくさんだったように記憶しているのだけど、本が違うのかしらん。
    とにかくこの作品は、イギリスの田舎街を舞台にした男の子の友情物語だ。そうそう、小学生ってこんなところにワクワクするよねって、思わずキュンとなる描写があって少年少女時代へいざなってくれる。
    自然にこども心を重ねたり、冒険に行くワクワクだったり。
    前半は、童心にかえる描写や美しいイギリスの田舎の風景を中心に展開されて、まるでそこに住んでいるかのような心地になる。後半は謎解きがメインで、児童文学なのにちょっとだけサスペンスのような要素があって、ついつい読書がすすむ。
    よくあるベタな物語ではなくて、さり気なさが丁度いい。作者のフィリパ=ピアスは、日常の中にキュンとなる瞬間を見つけるのが上手なんだろうな。こんなに繊細にこども心が分んかる人って素敵だ。
    この本は、すこし大人びた小学生にオススメする。
    やっぱり、フィリパ=ピアス好きだなぁ。

  • 懐かしい感じがしたのは、「トム・ソーヤーの冒険」などを思い出したりしたからだろう。こんな子供時代っていいなあ。訳はいまいちで、何度も読み返さないと意味が取れなかったところもある。

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著者プロフィール

1920-2006。イギリスの児童文学作家。『トムは真夜中の庭で』(岩波書店)でカーネギー賞を受賞。短編の名手としても知られ、「二十世紀の児童文学作家の中でもっとも優れ、もっとも愛された一人」と賞賛された。

「2018年 『コクルおばあさんとねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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