- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061471412
感想・レビュー・書評
-
森はとても人の生活に役だっていることが分かりました。私は古い木ぞうの家に住んでいるので、よく新しい家がうらやましいなと思います。でも、この本を読んで木の家は自然があっていいんだなと思うようになりました。また、日本の植林のはじまりは、スサノオノミコトという神様で、ちょうどいずも(島根県)に旅行に行ったところだったので、きょうみがありました。デンマークの話でも日本の話でも、森が人間の生活をまもるとても大切なものなのだということを知りました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(1999.02.27読了)(拝借)
(「BOOK」データベースより)amazon
なぜ、自然はたいせつなのでしょう?日本人は、国土の3分の2をしめる森林のめぐみをうけてくらしてきました。紙、えんぴつ、つくえやいす。水も土も、みんな森林のおくりものです。森林のはたらきがわかると、なぜ自然がたいせつなのかも見えてきます。『川は生きている』『道は生きている』に続く、名作ノンフィクション。小学中級から。 -
論説文は、その前提となる理科や社会の知識が必要だったりして
結構こどもには難しかったりするのですが、
この本は小学校4~5年でもよめるかな、と思います。
自然と人間のつながり、について考えさせられます。
エコ万歳的な一方的な視点でないのが、とても気に入りました。
こどもに、バランスのとれた視点を紹介するには適切でしょう。
2010/07/31 -
「自然と人間」シリーズ(「川は生きている」と「道は生きている」「森は生きている」)の3冊目。
青い鳥文庫で小学校中級以上が対象の本とされているが、大人が読んでも「はっ」と気付かされる部分が多い。
「木を見て森を見ず」という言葉があるけれど、今の現代社会はまさしくその状態。
木材としての「木」そしてその木の集合体「森」としか見ていない。
森があるからこそ、私たちが生きていけるという根本を思い出させてくれる一冊。
子供だけではなく、大人も読んでこれからの社会が少しでも変わって欲しいと願うばかりです。 -
滋賀などを舞台とした作品です。
-
良書だと思います。 とても考えさせられる内容の本です。 でも・・・・・・。 どことなく「川は生きている」の2番煎じ・・・・・という感もなきにしもあらず・・・・です ^^; 結局は「治水」と「森林」の関係に話が落ち着いていってしまうところが、正直なところちょっぴり期待はずれでした。 とは言うものの、スサノオノミコトが「植林の神様」だったというのは、日本人でありながらギリシャ神話や北欧神話ほどには日本神話に親しくない KiKi にとって、「へぇ! x 10」 ぐらいのインパクトがあり、そのお話を知ることができただけでも何だかとても得をしたような気分で、嬉しくなってしまいました。
この本の中で「あとがき」に書かれていることも KiKi にとっては目からウロコでした。 いえね、よくよく考えてみると歴史的な事実(?)としてとっくにわかっていたはずのことのような気もしないでもないんですよ。 でもね、あらためて活字で目にするとしっかりと意識に根付くことってあると思うんですよね。 それは以下のくだりです。
じつは私たちの社会は自然に対しても歴史に対しても、ずいぶん思い違いをしてきたのでした。 水問題が語られるとき、森林を抜きにして語られてきたのが一例です。 またたとえば歴史を語るとき、あたかも大昔から文化の中心地が平野にあったように錯覚しがちだったのもその例です。 平野に下りてきたのはほんの3,400年以前のこと、それ以前の長い長い年月、この国土には山の文化の時代があり、その山のにぎやかさにささえられて、国土が養われてきたのでした。
(全文はブログにて) -
ライオンの社長が、この三部作を推薦
著者プロフィール
富山和子の作品





