アラビアンナイト まだ知らないふしぎな国へ (1) (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (1987年1月1日発売)
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感想 : 6
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  • 本 ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061472112

感想・レビュー・書評

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  • 千夜一夜物語の児童文庫版、第一巻。最初から最後までクッソ面白くてビビった!天野喜孝さんのイラストに惹かれ、その長大さに敬遠していたアラビアンナイトの世界に入ってみたら、予想以上の面白さにのめり込んでしまった。本巻には6つの物語を収録。王子や王、商人、悪い魔神、魔法を操る美しい娘、変身の魔法、魔法のアイテムなどが
    登場し、不思議で先が気になる話ばかり。児童むけで読みやすい文章に、長い物語と短い物語を交互に配置するなど、よく考えられている。「アッラーの御名にかけて」というフレーズがたびたび使われ、根底に流れる世界観・宗教観を示唆しているのも興味深いところ。18禁、つまり大人向けの描写は当然控えられているが、入門用としては申し分ない。しばらくの間、楽しめそうでワクワク。

  • モリミーの本を読んだら無性に読みたくなって。
    むかし、歯医者さんで途中まで読んでそのままになっていたこのシリーズ。挿絵がイメージにピッタリ。
    子どもの頃、繰り返し読んだ「世界のふしきな話」を思い出す。
    あまりにも魔法を嗜む娘が多いんだけども。
    勧善懲悪、因果応報、やっぱり、そういう話が好き。

    猿に姿を変えられたペルシアの王子
    魚をのどに詰まらせたリュート弾きを巡るお話
    床屋のアブシールドと染物屋のアブキール
    王様を病気から救ったドゥバーン博士
    ケチなお菓子屋が留守の間に女将さんを見張るためにオウムを飼う
    魔神に命を狙われた商人の前に現れた三人の老人のお話

  • いつか読むと思いつつ長さに腰が引けていた千夜一夜。青い鳥文庫なら最後まで読めると思って挑戦しました。

    おもしろい!!
    基本的に勧善懲悪、主役は男(夫、商人、王族など)、密告や悪口にだまされて動物に変えられたり大事な人を殺す、女は基本的に魔女(良い魔女か悪い魔女)、魔神。

    最後まで読もうと思います。

  • 子供向けだけあって、読みやすいし面白かった。
    天野さんの挿し絵も利いてる。

  • ヨーロッパ人も日本人も、これを読んで、「これぞアラビア」と誤解するわけだ。

  • これを越すファンタジーって無い

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著者プロフィール

1948~1993年。大阪府に生まれる。メキシコ大学でスペイン語を専攻ののち、1972年より京都外国語大学アラビア語科、田中四郎教授の研究室に学ぶ。その間、アラブの人々の生活・風俗習慣についてのエッセーを多数発表。おもな訳書に『スペインむかし話』『アラビア物語』(講談社)、『漁師と魔神』『王様の指輪』(国際情報社)などがある。

「2014年 『アラジンと魔法のランプ 新編 アラビアン ナイト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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