本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- 本 ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061472501
感想・レビュー・書評
-
シャマルダルの宝
愚兄二人に亡き父の財産を失くされ、漁で母親を養うジュドル。ある日、カルン湖でモロッコ人に不思議なお願いをされる。
アブー=ハサンのおなら
再婚の結婚式の当日、やらかしてしまったハサン。
アブー=ムハマンドの話
怠け者のムハマンドが大金持になった訳、1匹の毛の無いサルから始まるお話。
魔法の泉
幼い頃から結婚の約束をした隣国の姫に会いに行く途中、王子が飲んだ泉の水は。
うそつきブハイト
キズがひとつだけある奴隷のブハイト。
陸のアブダッラーと海のアブダッラー
貧乏な漁師のアブダッラーが海中に住むアブダッラーに出逢う。
アラビアの文化が怪しくも美しい。
きらびやかで奴隷に傅かれるのが当然な文化。
相変わらず、三人兄弟の上の兄どもは全くどうしようもないし、主人公が純粋で騙されやすく、ヒヤヒヤする。
女性が主人公だったら、もっと狡猾なのかも。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
青い鳥文庫版アラビアンナイト第三巻。6話収録。長さにムラがあり、本の半分のページをしめる<シャマルダルの宝>が印象的。終始ヒヤヒヤしながら読み進めるが、お人好しにも限度があるという教訓的なオチが容赦ない。全体的に「お呼びですか〜♪」と来る<魔神>が目立つ巻。魔神の世界にも色々と序列があり、良いやつも悪いやつもいるようで。他の話でもたびたび見かける<ハールーン=ラシード王>と<赤い王>、ヘビの一族などが気になる。
全2件中 1 - 2件を表示
著者プロフィール
川真田純子の作品





