アラビアンナイト まだ知らないふしぎな国へ (4) (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (1988年1月1日発売)
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  • 本 ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061472549

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  • 青い鳥文庫版アラビアンナイト第四巻。6話収録。本巻はなんといっても<くつ屋マアルーフの話>が最高に面白い!〈魔法の指輪をこすると何でも願いを叶えてくれる魔神が出てくる〉、このモチーフを使ってこれほど面白い話ができるとは驚き。二転三転どころか、四転五転くらい物語がひっくり返るスリリングな展開が続き、息もつかせない。美しく聡明な姫の機転、どこまでも欲深い大臣や嫁の醜さ、ラストの勇気ある一閃など、様々な人間ドラマに、どこかしら教訓的な要素も感じさせる見事な寓話だ。映画化してどうぞ笑。

  • 漁師と魔神の物語
    ロバの知恵
    空飛ぶ馬
    アブダッラーと托鉢僧
    キツネとオオカミ
    くつ屋のマアルーフの話

    貧しい漁師が魔神に教えられて獲った魚を王様に献上するけれど。
    赤、白、青、黄色の目にも鮮やかな魚たちを、食べるんだ!とギョ。

    有名な空飛ぶ馬がいよいよ登場!
    賢者が作った空飛ぶ馬でペルシアの王子がアラビアのサヌア、ギリシアと飛び回る物語。
    賢者がちょっと気の毒なんだけど。

    くつ屋のマアルーフは鬼嫁から逃げ出して、口先と度胸だけで成り上がる。この度胸があるのに何故嫁にやられっぱなし?という気持ちに。

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著者プロフィール

1948~1993年。大阪府に生まれる。メキシコ大学でスペイン語を専攻ののち、1972年より京都外国語大学アラビア語科、田中四郎教授の研究室に学ぶ。その間、アラブの人々の生活・風俗習慣についてのエッセーを多数発表。おもな訳書に『スペインむかし話』『アラビア物語』(講談社)、『漁師と魔神』『王様の指輪』(国際情報社)などがある。

「2014年 『アラジンと魔法のランプ 新編 アラビアン ナイト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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