あしながおじさん (講談社青い鳥文庫)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061472761

感想・レビュー・書評

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  • この作品は実際には読んだことがなかったので、読んでみました。

    ジュディがあしながおじさんに宛てた手紙だけで、物語が構成しています。手紙というものは素敵だなと感じました。その時々の感情によって、書き方が違ったり、喜怒哀楽を感じました。また、この手紙からジュディが成長していく姿を感じとれました。

    最後に、あしながおじさんの正体は、ジュディだけではなく読み手も信じられない気持ちにさせられます。ジュディが生まれてはじめて書いたラブレターには、心がキュッと切なくなりました

  • 何となく結末を知ったうえで初読。
    あしながおじさんの正体を知らないまま本書を手に取ってみたかった。
    きっと点と点が繋がっていく感覚に胸をときめかせ(あるいはざわつかせ)ただろう。
    とはいえページをめくる手が止まらず1日で読み切ってしまった。

    ジュディの、孤児という喪失感を抱えながらも情緒豊かで活発な人物像には好感が持てた。
    手紙だけで彼女の生き生きとした学校生活や人柄の魅力が手に取るようにわかる。

    孤児という身の上でありながら、見知らぬ男性から身の丈に合わないほどの援助を受けて大学へ通えることになったジュディ。
    その幸運さに甘んじることなく常に自立を心がける彼女は気丈で素晴らしいが、《タダほど怖いものはない》ということでもあるのだろう。
    実際、あしながおじさんは彼女への見返りとして学業と手紙だけではなく、彼女そのものを求めるようになった。
    ジュディが他のコミュニティへ参加することや経済的に自立することを拒絶し、彼女を無理やりに管理しようとするさまは援助を通り越して束縛である。
    最後にジュディはあしながおじさんの正体を知ってたいへん喜び幸福感を得るが、大学を卒業したばかりで男性との交流も限られていた22歳のうら若き乙女だからこそハッピーエンド的な心象でいられるのだろう。
    向上心が高く自立心もある彼女がこれから年齢を重ねたとき、彼女を目の届く場所に置きたがるあしながおじさん(ジャービー坊っちゃま)の手に負えるのだろうか。

    とはいえ時代背景と本書が創作物であることを考えればジュディはやはり幸運な娘なのだろうか。
    ジュディを見守る気持ちで読むと「あしながおじさんの独占欲気持ち悪いな」と思うが、ジャービー坊っちゃまに肩入れして読むと多少可愛げを感じるのかもしれない。

    余談だが、あの時代の創作物に出てくる肺炎はほぼ死亡フラグなのでジャービー坊っちゃまあの後すぐに死んだりしてないだろうかと思った。
    しかし続編があるようなのであっさり全快してジュディと共に生きているのだろうか。ぜひ確認したい。

  • 世界で一番好きな本。これまでに数え切れないほど読んでいるけど、いつも新鮮な気持ちをくれる。ジュディは本当に私の理想の女性です。これからもずっと大切な本。

  • 読書感想新聞書いたな〜。

  • ジュディとあしながおじさんの関係がじれったいような奥ゆかしいような。こういう関係を描いた小説も好きです。

  • いい話だったよ・・・・。
    最初文があれ?って感じだけど
    最後まで読むと清らかな心に…(?)

  • アニメ「私のあしながおじさん」を見て、、、
    もう、幼心にトキメキを感じましたです。。。
    続編 とかも読んじゃったりして ^^

    恋愛 友情 いろんなモノが感じられるのです。。。

    数年前はアニメを肴に友達と良く飲んでました^^

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著者プロフィール

ジーン・ウェブスター

「2004年 『あしながおじさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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