- Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061473515
作品紹介・あらすじ
「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」小林先生のこの言葉は、トットちゃんの心の中に、大いなる自信をあたえてくれました-。トモエ学園の、子どもたちの心をつかんだユニークな教育の実際と、そこに学ぶ子どもたちのすがたをえがいた感動の名作「窓ぎわのトットちゃん」を子どもたち自身におくります。小学中級から。
感想・レビュー・書評
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日本の歴代で最も売れた本。
著者の黒柳徹子さんの子ども時代の自伝的物語。
心が温かくなる物語でした。
多くの人に愛された本は、やっぱりすばらしいと思いました。
天真爛漫すぎて小学1年生で退学となったトットちゃんが転校したトモエ学園での物語。
個人を尊重する校長先生のやさしく、温かい教育に胸を打たれました。
冒頭の"この本を、亡き校長先生にささげます。"という言葉に著者の熱い思いを感じました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
風呂で4、5ページずつくらい読んでいたら、毎日湯船に浸かるわけでもないので1年ほどかかった 戦前の価値観はいまとはずいぶん違うだろうけど、こういう教育もいいなとおもう でもいま先生が子どもたちを全裸にしてプールに入れたらあっという間に犯罪者として逮捕されそう
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──きみは、ほんとうは、いい子なんだよ
ずっと読んでみたいと思っていた作品。ご本人の朗読付きでAudibleに感謝。
子をもつ親なら涙してしまうような話。我が家の怪獣たちもおなじような特性を持っているので、校長先生の言葉には心の真ん中に穴をあけられた思いがした。
つい叱ってばかりの毎日。それでも無償の愛情を向けてくれる子どもたち。そんな天使たちへの声かけが変わる本。
YouTuberやお笑い芸人が絶賛する徹子節の真髄をみて、髪が玉ねぎのおば(失礼)だとずっと思っていた自分を悔い改めた。 -
大昔読んだ。、今でも鮮烈に覚えてる、
トットちゃんがこの先生に出会ったことで、
大きく変わったと思う。
やはり出会いによって人生は分かれる
一人でもいい、認めてくれる人、わかってくれる人がいるといないでは、大きくその後の人生が変わる。 -
小学生だった時に大好きだった本。こんな先生や家族がいたらいいな、こんな世界があるんだと何度も思った。そしてあれから何十年ぶりかに読みそうそうお弁当が海のものと山のものだったとか懐かしく思い出した。私が人と関わる仕事をしているのは、もしかしたら、この本の影響だったのかもしれない。
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子供の頃に塾の教材で一部読んだことを覚えているけれど、大人になってから読むと、すごく新鮮。どんな環境でも周りに馴染めない子、どこか変わっている子が存在する。いい子、悪い子のレッテルを貼るのではなく、その子の個性を尊重してあげること、得意なことを見つけてあげることの大切さを実感した。大人目線だと、学校では統率を測れるように規則で縛ったり、みんなに同じことをさせるのが効率よい「教育」の方法だけど、決してそれが全員にとって最善ではないんだよな。
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あらすじ
東京都目黒区自由が丘にかつて存在し、著者の黒柳が通学したトモエ学園を舞台に、黒柳自身の小学生時代についてはもちろん、トモエ学園に於けるユニークな教育方法(リトミック、廃車になった電車を利用した教室など)や、校長である小林宗作の人柄が描かれ、また黒柳の級友も全員実名で、その中でも初恋の相手に物理学者の山内泰二も登場する、完全なノンフィクション作品である。
作中で黒柳自身は、「トットちゃん」と三人称で語られている。これは、当時の本人が舌足らずで名前の「徹子(てつこ)」を「トット」と発音していたことにちなむ。また「窓ぎわ」とは、出版当時、リストラ予備軍のサラリーマンのことを「窓際族」と呼び出した時期であったためと、著者自身、トモエ学園に移る前に登校していた区立小学校で、チンドン屋さんを呼び込むために授業中窓のところに立っていたことなどから付けられたものである。
感想
母親になる方に是非読んで頂きたい。
子育てっていろいろだな〜っと感じました。 -
私が小学校の時に担任の先生が読み聞かせして下さったが当時全く聞いてなかったのを思い出し手に取った本。
読んでみたら面白かった。
どの時代でも今の時代でも自分らしさを大切にマイノリティで良いのだと教えてくれる本。
章が短くちょこちょこ読めるのも良い。
そして現在も現役でテレビなので拝見できる徹子さん。あとがきにも書いてありましたが100歳まで現役でいてほしいです。 -
子供の夏休みの読書として置いてあったものを拝借。
導入から面白いし、それぞれのシーンが文章を通して目に浮かぶ。学びの楽しさ、道徳感などが伝わると良いなと思いながら読了しました。 -
むかーし、学生の頃読んだことあった気がするのだけど。今、親となって改めて。
うちの息子は少し変わっている。最近学校の先生に呼び出され、ちょっと落ち込んで。再び読みたくなった。
すごく染みた。あー、こんな環境で過ごすことが出来ればなんて素晴らしいんだろう。
学校では、普通の枠にはまって!と、指導されるのも仕方がないと思うし、普通にしてれば楽なのにと、思ってしまうこともあるのだけれど。
息子にとってのトモエに私がなってあげたいと。君はそのままでいいんだよと、彼のすべてをみとめて、いつでも温かく見守る存在でありたいと思った。