アリスの悩み (講談社青い鳥文庫 191-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061484436

感想・レビュー・書評

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  • たしか小学生のときだったと思う。
    留守番していた私に、母親が買ってきてくれた本だった。
    ボーイフレンド、友人、コンプレックス、思春期の女の子なら、誰でも悩むことがそのまま主人公アリスの物語になっている。
    母親は、自分が本編を読むことなく、私にこの本をを与えたそうだが、決め手は後書きにあった「現代版赤毛のアン」の言葉だったそうだ。

    当時読んで、動揺した。
    アリスはとても私に似ていたからだ。

    この前読み返して泣いた。
    切なかった。
    アリスはかつての私で、いまだに私であるからだ。
    愛おしい。
    過去に少女だった、母親にも読んでもらいたい。

    プロトキン先生のような人にめぐり合えたらいいのに。

  • 子どもの頃大好きだった本を相当久しぶりに再読。
    毎日ばかな失敗ばかりして、こんなことでいつか本当に「ちゃんとした女の子」になれるんだろうか、と不安だったあの頃の気持ちを生々しく思いだす。
    二十歳をすぎても人はばかなことをするものなんだろうか、そうか、大人になればくよくよ思い悩まなくなるんだ、とアリスが結論付けるところがあるけれど、いやいやいやいやと泣笑いで首を振りたくなった。
    世の中というものに慣れるとばかな失敗をすることは減るけれど、少なくとも私は、いつまで経っても細かなことを悔やんで、それこそ子ども時代の黒歴史すら未だに思いだしてのた打ち回ってる。
    だから、プロトキン先生がアリスに授ける優しい大人の言葉が、今だって…いやむしろ今だからこそ胸に染みて、電車の中で涙ぐんだ。
    ばかな私でも、愛してくれるひとがいる素晴らしさ!
    そういえば、結局私は「ちゃんとした女の子」もとい女になれてるのか?と疑問を持つ。
    幼い頃憧れた女の人みたいに?
    ……うーん……。(苦笑)がんばろ。

  • こどもの頃に読んだけどタイトルを忘れた本。内容の断片だけが記憶に残っていて、探して探して再読。当時買ってくれた母親に感謝している。探してよかった。ティーンが対象の本かもしれないが、アラサーの今になっても胸がいっぱいになる。
    アリスの不器用さは、私も持ち合わせてる。いつになっても「ステキな大人」を目指しながら、なかなかそうなれないで気がつけば29歳になった。
    アリスはとても賢い。プロトキン先生のクラスに入れたチャンスを、初めはそれがチャンスであることに気がついていなかったのに、きちんと自分のものにできた。よかったね、アリス。

    細かい描写がどれもステキで、とても好きな雰囲気の本。

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