- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061484610
感想・レビュー・書評
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(1998.02.16読了)( 1998.02.13購入)
(「BOOK」データベースより)
名探偵ホームズが敗れた!?女性に興味をもたないといわれるホームズが、生涯でただひとり、その能力を認め、尊敬する女性、アイリーン=アドラーが登場。依頼人は、ボヘミア国王。オペラ界のプリマドンナ・アドラーから脅迫されている。事件のかぎを握る写真とは?『ボヘミア王のスキャンダル』ほか、名短編。小学上級から。
☆コナン・ドイルさんの本(既読)
「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル著・延原謙訳、新潮文庫、1953.03.31
「回想のシャーロック・ホームズ」コナン・ドイル著・阿部知二訳、創元推理文庫、1960.08.19
「名探偵ホームズ まだらのひも」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1996.12.15
「名探偵ホームズ 緋色の研究」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1997.12.15詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2009年4月3日読了。図書館本。
青い鳥文庫では3作目のホームズシリーズ。表紙の女性は、アイリーン・アドラー。
訳者は日暮まさみち。
収録作品は四編。
?消えた花むこ
?ボヘミア王のスキャンダル
?ボスコム谷のなぞ
?マスグレーブ家の儀式
あっさりした感じの四編。アイリーンが登場するのは?で、王を脅迫する女性ですが、そんなに脅迫というイメージでもなく。
ホームズが認めた女性!として一部では有名な女性と記憶していたのですが、登場内容としてはあっさりなのですね。
解説より。
・ドイルの執筆順。
?緋色の研究
?四つの署名
上記2つの長編は当時まったく売れず。
?ボヘミア王のスキャンダル
?赤毛組合
?消えた花むこ
?ボスコム谷のなぞ
?オレンジの種5つ
?変身
上記6つは雑誌1891年から「ストランド」に掲載の短編。
人気が出たものの、歴史小説を書きたかったドイルは、これでホームズを終わりにしようとして、最初の原稿料の2倍ならもう6編書くと言った。
しかしそれでオーケーが出たので、しかたなく続ける。
?青いガーネット
?まだらのひも
?技師の親指
?独身の貴族
?緑柱石の宝冠
?ぶな屋敷のなぞ
これで終わりにしようとしたが、母親の反対もあり、またしても原稿料2倍が受け入れられたこともあって続けていく。
その後の最初の12作は『シャーロック=ホームズの冒険』、あとの12作は『シャーロック=ホームズの回想』として単行本として発刊される。
後半12作目の「最後の事件」でホームズは死んでしまうが、三年後に生還してシリーズは続く。
ドイルがホームズの話を終わらせたがっていたとは、知りませんでした。
ドイルの書いた歴史小説はどんなのだったんでしょう。これも好評だったそうですが。
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