青い天使(5) (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061484931

感想・レビュー・書評

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  • "自分だけがさみしくて不幸だと思うのは、自分が頭がよくてきれいだと思うのとおなじくらい、思いあがりだ"

  • パリ。
    愛されるより、愛する、好きになる、慰められるより、慰める、いがみあうより許す人に自分自身がなると幸せになれるってなんか感じた。国際理解の大切さが込められてるなって。前は気づかなかったかもだけど、今回は気づけたかなって。パリいったらチナがのってたメリーゴーランドのってみたいなって笑

  • ほらまた自分のことしか見えてない。
    自分の中の子どもと、自分の中の旦那さん。
    実際の子どもや旦那さんがそこからずれてしまうと、途端にどうしたらいいかわからなくなる。
    そして自分自身も。
    理想の自分であらねば存在することすら許されないような。
    何も見えていない。
    そこに子供はいるのに。ずっと離れていて、やっと一緒に暮らせるようになった子供が。
    そこに旦那さんはいるのに。やっと見つけた、一緒に笑い合える相手が。
    何も見えなくなって、いつの間にか孤独になってしまっている。
    孤独なのはむしろ子供の方なのに。
    外見はフランス人なのに、フランス人ではない。
    日本でも「外から来た人」扱いされ、やっと個人として認められたところをフランスへ。
    また「外から来た人」の状態から始めなきゃいけなくなった子供のことを、見てるつもりで全然見えてない母親。
    子供の抱えている孤独がますます深くなる。
    それをみて、母親の孤独も深くなる。
    なんという悪循環。
    その悪循環をやっと子供が断ち切ってくれたのに、まだまだ自分のこだわりから、子供の生き方を制限しようとし、子供に入ってくる情報を制限しようとし。
    もうただの子供とは言えない年齢なことも、多分忘れてしまっている。

  • シリーズ再読五巻目。
    パリ編開始。随所での日本との比較の仕方に、倉橋さんパリが好きなんだなぁ…と思う。そして、徐々に信仰心に近い展開になっていく雰囲気が漂い始める。タイトルとかチナのフランス人ハーフという設定で暗示されているといえばそうなのだけど、うーん…と思わなくもない。他人事として眺める分には、そう生きる人もいるのか、と興味深くはあるけども。

  • 表紙はこれが一番好き。


    不覚にも空港に来た海くんにきゅんきゅんしちゃいました★

    チナ パリ編


    @手持ち本

  • おじいちゃんが死んじゃうところはボロ泣きでした。この本は泣かずに読めん。おじいちゃん、本当にいい人だなー。ごうくんかっこいい。

  • 大好きなおじいちゃんが心臓の病気で入院してしまう・・

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著者プロフィール

 広島県生まれ。上智大学文学部卒業。出版社勤務、フリー編集者、コピーライター を経て、作家デビュー。講談社X文庫『風を道しるべに……』等で大人気を博した。 その後、児童読み物に重心を移す。主な作品に、『いちご』(全5巻)、『青い天使』(全9巻)、『パセリ伝説』(全12巻)『パセリ伝説外伝 守り石の予言』『ラ・メール星物語(全5巻)』、『魔女の診療所(全8巻)』、『ドジ魔女ヒアリ(全3巻)』、『ポレポレ日記(全5巻)』、『生きているだけでいい!~馬がおしえてくれたこと~』、『夜カフェ(全12巻)』(以上、すべて青い鳥文庫/講談社)、『倉橋惣三物語 上皇さまの教育係』(講談社)、『風の天使』(ポプラ社)などがある。

「2023年 『星カフェ この気持ちが恋だとしたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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