- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784061485037
感想・レビュー・書評
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これが本当のムーミン第1作。ムーミンたちの不細工なこと。怒っている小さな生き物として、サインがわりにヤンソンさんが描いておられたとか。今のきゃわすぎなムーミンよりも、こっちの方が好みかも。第二次世界大戦の時代背景があるとのことですが、パパ、妻子をほったらかしてニョロニョロについて行っちゃうってどーゆーこと⁈ ママはいつでも正しいな。順序があやふやだった、ムーミン一家、彗星、洪水を読了したので、これでようやく心置き無くムーミンワールドを楽しめそう♡
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ムーミンシリーズ、久々の再読。やっぱりいい!!
作者本人の挿絵も雰囲気があって大好き。
そしてどこかシニカルな作風も。
最後、パパのつくった青いお家、
ママ曰く「どんな豪邸よりも素敵なお家」に帰るところにぐっときた。
ムーミンハウスのような、
森の中のお家に住みたいなー! -
ムーミンの1番さいしょのお話。
すみかをおわれたムーミントロールとママはあたたかい家とパパを探しに行きます。
この物語が書かれたのは第二次世界大戦の時。
戦争と重ねて読めるけど、
ハッピーエンドで終わることに、世界が平和であることへの祈りをひしひしと感じました。
ムーミンやママの顔が今と全然違って、味があります。
ハスのはっぱのボートに乗って、しっぽをオールにしてすすむのがかわいくって笑った! -
キャラクターはよく見かけるのに、
ストーリーをぜんぜん知らないなぁ、と思い、読んでみました。
「ムーミン」って、固有名詞じゃないのか…ピカチュウ的な…
かの有名な青いおうちに、こんなエピソードがあったとは知りませんでした… -
2015/06
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ムーミンママは意外と気分屋で、母親はかくあるべし!というのがあまり当てはまらなかったのが意外な発見。
洪水被害に遭うというのが、トーベ・ヤンソン自身が戦争という暗い影から立ち上がる自分たちと重ねてあるのかなと思った。 -
ムーミンパパがいなくてムーミンママとムーミントロールがパパを探すお話。
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ムーミンの第一作目。
ムーミンパパをムーミンとママとスニフが探すお話。
解説にもあったけれど、
これが書かれたのが戦時中ということもあって、
終末感が強く出ていて、
父親を戦争に取られてしまった家族の物語として読むと、
なかなかに滋味です。
他にも科学とか難民とか洪水とか、
結構メタファー盛りだくさん。
寓話なんだから当然といえば当然ですが。 -
行方不明のムーミンパパと、ムーミン谷が出来るまでの、最初のお話。
原作のムーミンが好きなのは、登場人物がとても人間くさいから。悲しみも憎しみも喜びも当たり前にあるから。
日本のアニメのムーミンを否定したヤンソンさんの気持ちはとてもわかる。でも小学生の頃、アニメがとても楽しみだった。
著者プロフィール
トーベ・ヤンソンの作品





