りんご畑の特別列車 (講談社青い鳥文庫)

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  • 講談社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061485044

感想・レビュー・書評

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  • 10年くらい前に本屋をブラブラしてる時に、小学生の頃大好きだったこの作品を発見しました。あの頃何度も図書館で借りてたものはハードカバーの真っ赤な本。見つけたのは文庫だったけど速攻レジに持って行きました。
    それ以来また何度も繰り返し読んでいます。
    パンの実やチョコレンボが食べてみたいなぁ。小物もいちいち可愛くて未だに心擽られます。チャップの引く貝殻の船にも乗ってみたい!
    子供の頃はピアノじゃないけど習い事に真っ赤な車両の電車に乗って通ってて、いつか自分も特別列車に乗れると信じてたな。今でも突然周りの人たちがリンゴを剥き始めないかしらと思ったりします。
    本当に大好きな作品です。

  • うーん
    不思議シリーズには勝てない

  • 小学生の時読んで以来大好きな本。
    電車から魔法の世界に行くのがすごくドキドキした!電車に乗る度に魔法の世界に行きたくて
    りんごの匂いがしないかとソワソワしてました(笑)

    パンの実がすごくおいしそうだった〜!

  • 普段なら決して読むことのない児童文学作品。20歳になってから初めて読むことになった青い鳥文庫。
    ファンタジーものは好きだから、読んでいて面白かった。なにより読みやすいからこそ、世界に引き込まれる。設定も簡単でやはり児童向けだなと思うところはあるけれど、だからこそ学ぶものは多い作品。

  • 小学校3年生の頃、学級文庫に並んでた一冊。
    大好きで、何度も何度も読み返した。
    文庫化されたのを知って、自分でも一冊買って、また何度も読み返して、それでも飽きないわくわくする一冊。

  • ユキちゃんが乗った帰り道の列車は異世界へ行くための特別列車だった。
    車掌さんのうっかりミスで当初の予定とは違ってメルクリウスの世界へ。
    そこは魔法が使える世界だった。
    国王に魔法を掛けられ、みんなから忘れられてしまう魔王ペキンポ、ビーバーの運転手チャップとともに、王子が王に即位するためのお供の魔法使いとして旅に出る。
    旅の目的は悪い魔法使いの奪われたこの世界の魔法を1つ取り返してくること…。

    すごい面白かった~。
    読んでない本でこんなに面白いのがあったとは…。

    「天井裏のふしぎな友だち」の主人公、紅と了も登場。
    先に解説を読んだので読む前から分かっていたけれど、解説読んでいなかったら気付かなかっただろう。
    柏葉さん作品でも他の作品との繋がりがあるとは。

    柏葉さんは大人の登場人物が魅力!
    最初、ペキンポはサンタクロースなのかと思った。
    忘れられる魔法をかけたのに、当の国王本人がペキンポを恐れてずっと考えていたから消えなかったとは皮肉なこと。

    パンの木、なんだか聞いたことあるような。
    もともとそういう名前の植物があったっけ…。
    おいしいバターつきパンがなる木、青物野菜がなる木、赤い野菜がなる木…。
    1本の木からいろいろ取れたら便利だろうなあ。

    そして、悪い魔女のところにある木も魔法の品物がなる木。
    ユキたちはてっぺんのあたたかさの魔法を持って帰る。
    それこそ、メルクリウスの世界で一番必要とされている魔法…。
    単純に火だけではなく、心の温かさもあるような。

    子供だけではなく、おじさんやおばさんもそれぞれ異世界へ行っているというのが素敵。
    大人でも夢がある。

  • ひらいたかこさんの絵が素晴らしい!

  •  ディズニー作品が好きな人は、この作品が気に入ると思う。日常から非日常へ連れて行ってくれる作品。電車の中で読見始めると少しドキドキするかも。
     大事な人とケンカしてしまった人や固定観念にとらわれがちな人にオススメ。
     できれば、この本の前に『天井裏のふしぎな友だち』を読んでからどうぞ。
     

  • 小学生の頃、学校の図書室で借り、続きが読みたいがために帰りもかじりつくようにページをめくっていた、思い出の一冊。
    久しぶりに読み直し、「あれっ、こんな話だったけ?」と思うことも多々だが、相変わらず、「先が知りたい!」という気持ちが湧く、素敵な作品でした!

  • 小学生の時に好きだった本。
    と、記憶しており、約20年ぶりに読み返してみました。
    極上のファンタジーです。
    主人公の女の子が異世界にトリップするお話。
    わくわくしながら読みました。
    大人が読んでもとても読み応えがあります。

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著者プロフィール

児童文学作家。岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。大学在学中に講談社児童文学新人賞を受賞し、『霧のむこうのふしぎな町』でデビュー。ファンタジー作品を多く書き続けている。『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞、『岬のマヨイガ』で野間児童文芸賞受賞、『帰命寺横町の夏』英語版でバチェルダー賞受賞など受賞歴多数。


「2023年 『トットちゃんの 15つぶの だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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