アカネちゃんのなみだの海 モモちゃんとアカネちゃんの本(6) (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061485051

作品紹介・あらすじ

ロングセラーの人気シリーズ、最終巻。

感想・レビュー・書評

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  • ママとパパの離婚についてのお話、パパが亡くなってしまう話、核実験に胸を痛める話…
    モモちゃんとアカネちゃんが大きくなるにつれて、目を背けられない痛みの伴う内容になっている。
    それでもママ、ネコのプー、おいしいもの好きなくまさん、色んな人からの優しさを受けて、悲しみを乗り越えていく少女たち。
    悲しいね、嬉しいね、がんばったね。色んな想いを共有しながら読み終えたシリーズ最終作だった。

  • 【あらすじ】
    シリーズ最終巻。アカネちゃんはもうじき1年生
    アカネちゃんの小さな胸は、ときどき、だれにもいえないさびしさや悲しさでいっぱいになるときがあります。そんなときは、なみだをいっぱい流しながら、つらいことをのりこえ、大きく成長していきます。

    【感想】

  • [江戸川区図書館]

    昼前に半分ほど読んでいたのだけれど、夜また読んでいて、寝る前には読み切っていた!

  • モモちゃんとアカネちゃんシリーズの最終巻。

    パパが離婚するだけでも衝撃的だったのに、この巻の最後つまりシリーズの最後ではパパが死んでしまう。
    後書きを読んで納得。
    このシリーズは松谷みよ子の実体験をもとに書かれていたのだった。
    モモちゃんとアカネちゃんは2人の娘。
    ママの前に現れた死神は本当の病気。
    知らなかった…。
    知っていたらもっと面白みがあったかもしれない。

    涙の海に泳ぎにくるクジラや靴下のタッタちゃんとタアタちゃんはかわいらしい。
    あの小さかったモモちゃんもこの巻では中学生に。
    本当に大きくなったものだ。
    作品の世界では10年くらいだけれど、現実の世界では完結までに30年掛かっているのだとか。
    現実と虚構が上手に織り混ぜられている。

    パパは調べてみると、人形劇作家で民話研究者だった人のようだ。

  • あとがきを読んで30年かかって書かれた事が分かり、絵を担当してる方が代わったのも分かる気がしました。 1作目を読んだ時は、癒し系と思ってましたが、離婚する頃から暗い話題が増えてきたのでビックリしました。 オッサンが読んでもオモロかったです。大人の事情は子供には伝わりにくいかも知れませんが、逆に子供にしか共感出来ない部分も有ると思います。なので、大人が読んでも子供が読んでも楽しめるんでしょうね。

  • モモちゃんシリーズ、最終巻が20年も!前に出ていたのを知って読みました。
    そして初めて知った事実、実際に松谷みよ子さんの家族を描いたお話だったのね…。
    悲しい事実が優しさに包まれて描かれているような印象は、真実を、まだ幼かった娘さんに伝えようと描いていたからだったのか、とストンと納得できました。
    http://matsuri7.blog123.fc2.com/blog-entry-189.html

  • モモちゃんシリーズ全巻読み終わりました。
    やっぱり子供のころにも最終巻まで読んだのかなあ?と言ううっすらした記憶はありました。でもやっぱり印象に残っているのは初期の二巻です。やっぱりモモちゃんやアカネちゃんが子供の頃の方が面白いですね。子供の頃読んだ時も面白かったし、今読んでも面白い。

    子供は良い悪いではなく自分や集団の中で異質と思われる存在を指摘し、排除?もしくは区別する能力に優れているんだなあと思いました。そうやって集団で生きていくすべを身につけるのだとすると学校と言うのはなかなか恐ろしい場所だなあ、なんて新たに感想を持ちました。でもパパはいないけどプーが居るって言えるってすごいことだな、と思いました。そして今読むとママは一年の364日ママなのにパパはたった一日パパになれば「大好き」って言ってもらえるのはずるいな、と確かに思いました(笑)。

  • ずっと続いてきたモモちゃんとアカネちゃんシリーズをしめくくるタイトルは、涙。というのが本当に切なくて、大切だと思った。モモちゃんとアカネちゃんと、そしてママ、パパはたくさんの涙をためこんできたんだと思う。大人になってから読むと、このシリーズは全く捉え方が変わってくる。今、こんなに胸が痛む温かい作品であることを体験できてよかった。

  • 小さい頃、『ちいさいモモちゃん』シリーズが好きでした。
    モモちゃんに、黒猫のプー、隣の家のおおきなくまさん
    など、魅力あるキャラクターがたくさんでてきて、
    モモちゃんたちが、冒険したり、日常の出来事、といった
    お話をわくわくしながら読んでいた記憶があります。
    これはシリーズの6作目。
    モモちゃんのところにやってきた
    小さな妹・アカネちゃんのお話です。

    アカネちゃんが生まれる前後に、モモちゃんと
    アカネちゃんの両親は離婚しています。
    このお話では、アカネちゃんが病気のパパのところに
    一人で会いにゆきます。
    "はじめてのおつかい"のようなイメージですね。
    途中で、アカネちゃんが木からぼとぼと落とす夏みかんが
    やたら美味しそうだったり、パパがガリガリと食べる
    透明なおせんべい(たぶん薬と思われる)の正体が不思議で
    ならなかったり、ということはよく覚えいます。

    最終的に、アカネちゃんが家へ帰った後、
    パパは病気で亡くなります。

    以前に、児童文学系のサークルに所属する後輩が
    「"児童文学"だからといって内容を簡単にしていいと
    いうわけではない。子供にもわかるような平易な言葉で、
    でも真実なり伝えたいことをちゃんと書くのが大事なのだ」
    というような趣旨のことを話していました。
    (私の記憶の方がちょっと自信ないですが…)

    『モモちゃん』シリーズは平易な文章、どきどきする
    冒険話の中にも、両親の喧嘩や離婚、親との死別など、
    現実世界の辛酸を結構描いています。
    という意味では、↑の彼女の言葉には合致した作品と
    いえるような気がしないでもなかったり。

  • シリーズ5作目。最終巻。初めて読む。<br>タッタちゃんとタアタちゃん、アカネちゃんのもとに帰ってきたんだ!<br><br>
    アカネちゃんはパパがいないことで学校で意地悪されたり、ママに離婚のことを絵本にしてほしいとお願いしたり。「ママとパパが、どうしてさよならしたか、そこんとこ、書いてほしいの」「そこんとこ書くの、はずかしい?」。これは松谷さんが本当に次女から言われたことなのだそう。「恥ずかしくなんかありません」と答えて生まれたのが『モモちゃんとアカネちゃん』。<br>
    この本で、パパは亡くなってしまいます。これも本当の話だそうです。

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著者プロフィール

1926年、東京生まれ。1944年頃より童話を書きはじめ、1956年、信州へ民話の探訪に入り、『龍の子太郎』(講談社)に結実、国際アンデルセン賞優良賞を受ける。以来、民話に魅せられ創作と共に生涯の仕事となる。日本民話の会の設立にかかわり、松谷みよ子民話研究室を主宰。著書に『女川・雄勝の民話』(国土社)『日本の昔話』『日本の伝説』『昔話一二ヶ月』『民話の世界』(共に講談社)『現代民俗考』8巻(立風書房)など。

「1993年 『狐をめぐる世間話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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