オリエント急行殺人事件 (講談社青い鳥文庫 204-1)

  • 講談社
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061485112

作品紹介・あらすじ

犯人はどこからきて、どこへ消えた?
雪に閉じこめられたオリエント急行の中でおきた、密室殺人の謎にせまる名探偵ポワロ。

20世紀前半に全盛時代をむかえたオリエント急行は、ヨーロッパのひとびとの、あこがれだった。アガサ=クリスティも実際に、この豪華列車に乗って、遠くバグダッドまで旅をしている。90をこすクリスティの作品の中で、もっとも有名なこの傑作は、このときの体験と、当時、世界じゅうに衝撃をあたえた、幼児誘拐殺人事件をもとに書かれたという。読者も乗客のひとりになってみよう。

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物多すぎて、名前が長すぎて覚えられない。

  • 息子の本でアガサ・クリスティーを初めて読んだ。
    個人的には舞台背景や設定が華やかで想像するだけで楽しかった。
    国際色豊かで、欧米人同士はこういう印象を持ってるんだな、コミュニケーションする言語はこうやって決めてるんだな、とか思いながら読んだり。
    当時のお金持ち、身分が高い人の服装や振る舞い、考え方はこんな感じなんだな〜と思いながら読んだり。
    個性あふれる登場人物に思いを馳せながらよみ進めた。
    謎解き部分については、鮮やかなテクニックで騙されるとか、伏線回収がすごいとかではなく、事実からの推測(ポワロの妄想?)で進んでいく。そのため自分的には思いもよらない展開、というわけではなかったかな。
    とはいえ、今までの推理小説にはなかった新しい展開だった。トータルとしてはとても楽しめた。
    息子も楽しんだ様子ではあったけれど、「俺はポワロよりやっぱりホームズが好き」と言っていたのは私と同じでトリックに期待していたのかも。

  • 「オリエント急行で殺人事件が起こった。」なぜ事件は起こってしまったのかを,名探偵ポワロが鮮やかな推理で解決します。
    小学 6 年生のときに初めて読みましたが,今でもポワロシリーズを何度も読み返しています。想像出来ない結末があなたを待っていますので,ぜひ読んでみてください。
    ―I.S.先生

  • 180

  • 図書館に大人向けがなかったのでこれを借りた。
    本文中のフリガナ以外は大人用と変わらないと思う。
    内容はかなり読みやすい。
    登場人物が多いのにスラスラ読めるのは、
    筆者の高いテクニックのおかげかもしれない。
    結末はけっこうびっくり。
    はじめて読んだアガサ作品だが、さすが売れるはずだ。
    とはいえ、途中の盛り上がりやお涙的なものはない。
    スラスラ読めるので、時間つぶしにはいいかもしれないが、
    これからアガサ作品を積極的に読もうとまでは思えなかった。

  • めちゃくちゃおもしろかった…!外国文学だし登場人物の名前覚えられないしってずっと避けてたんだけど、読み終わった今ではこんなおもしろいものを知らなかったのか…!って思ってます。名作と言われるだけあって、飽きないしあっという間に読み終わってしまいました。まさかあの人が犯人だとは思わなかった…謎解きも鮮やかで爽快でした。すごい!感動!

  • Murder on the orient Express (邦題:オリエント急行殺人事件) 1934

    真相は、単純で意外だ。ミステリ物といえば、複数の登場人物のうち、誰が犯人であるかを推理してしまいがちだ。だが、この小説では違う。誰が、どのように犯行を行ったかではなく、どのようにアリバイを作り、なぜ犯行に及んだのかを考える必要がある。

  • 学生の頃、犯人に関する重要なネタバレを聞いてしまい、読むのを避けていたのですが、、、その情報を知っていてもびっくりするトリックと次々に明かされる謎にワクワクさせられました。
    これぞ長年愛される傑作ミステリーだと感激しました。高校生の頃に読んでいたらなぁ。

  • 中学生の時これを読んで本が好きになりました。犯人が全く分からなかった…そうきたか
    クリスティの本は、自分もポワロと一緒に犯人捜しをする面白さが魅力。

  • 白地に赤い龍の刺繍が入ったガウンの人物の描写がやたらコワかった。コレと「そして誰もいなくなった」はクリスティ作品の双璧。

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著者プロフィール

1890年、英国、デボン州生まれ。本名アガサ・メアリ・クラリッサ・ミラー。別名メアリ・ウェストマコット、アガサ・クリスティ・マローワン。1920年、アガサ・クリスティ名義で書いたエルキュール・ポアロ物の第一作「スタイルズ荘の怪事件」で作家デビュー。以後、長編ミステリ66冊、短編ミステリ156本、戯曲15本、ノンフィクションなど4冊、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説6冊を上梓し、幅広い分野で長きに亘って活躍した。76年死去。

「2018年 『十人の小さなインディアン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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