徳利長屋の怪 名探偵夢水清志郎事件ノート外伝 大江戸編 下巻 (講談社青い鳥文庫)
- 講談社 (1999年11月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061485204
作品紹介・あらすじ
花見客の見守るなかで予告どおりに盗みを成功させた怪盗九印(くいん)の正体をつきとめ、れーちの話の謎をあっさり解いた清志郎左右衛門が、幕府軍と新政府軍の戦から江戸を守るために、すごいことを考えた。江戸城を消す……。そんなことができるのだろうか。勝海舟や西郷隆盛を相手に名探偵の頭脳がさえる。名探偵夢水清志郎事件ノート外伝・大江戸編下巻、はじまりまじまり。面白すぎる。
感想・レビュー・書評
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読んだらきっと人間が好きになる。
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江戸時代、夢水清志郎左右衛門の物語下巻です。
価値のないものばかり盗む怪盗九印の正体を、教授はあっさり見破ります。
また、今回の物語でも、教授は人が幸せになるように解決してくれますが、身近な人たちだけではなく、江戸の平和のために動く教授は、いつにも増してかっこよく見えました。
江戸城を消す……という普通ではあり得ないことでも、教授ならできるという安心感がありました。 -
夢水清志郎事件ノートシリーズ番外編
登場人物が江戸時代の人になって登場します。
子供の本にしては、時代が違うこともあって少々想像しにくい部分が多く、難しさを感じました。
調べながら読むと歴史の勉強にもなって良いです。
基本的にはフィクションなのですが、要所要所の単語に実際の人物の名前や場所が出てくるので、歴史を好きになるきっかけになると思います。
竹光を操る芸人、中村巧之介がとてもかっこいい。
るろうに剣心に出てきてもおかしくないんじゃないかな。
いつも通り地図の挿絵が想像しやすくて良いですね。 -
大好きな夢水清志郎シリーズ!コミカルで優しい文章と、暗くなくて温かいミステリー。
「人の心にはだれも線をひけないんです。だれもーー。」
「いまをたいせつにしているから、未来はやってくるんです。そばにいる人をたいせつにし、いまをいっしょうけんめい生きていけばいいんです。」
読めば読むほど、はやみねかおるさんの作品が本当に好きだなあと実感した。 -
あの社会生活不適応者で常識ゼロの名探偵が泣いたなんて⁉️
まぁあの状況で泣かない人はいないだろう、、、
もしいたとしたらそれは冷酷無情な人間じゃないやつだ‼️‼️
(宇宙人) -
魅力的な探偵さんだと思う。
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いやぁ、面白い。なにげに感動してしまうし。
作者の意気が伝わってきます。 -
現実味はないかもしれないけど、問題の解決方法が教授らしくて好きだなぁ。この大江戸編、これで終わるのはやっぱりもったいない感じがする。魅力的な登場人物がたくさんいて、もっともっと読みたかった。ひとりひとりにフォーカスしても良いくらい、それくらい濃ゆい人たちだった。