クレヨン王国 しっぽ売りの妖精 (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061485280

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  • SLマニアの悪魔に目をつけられ、夜行列車を動かすよう野菜たちを奴隷としてこき使う。
    死なれては困るので、わざとしっぽ売りの妖精と出会うように仕向け、しっぽをつけさせる。しっぽの効力で一時的にエネルギーが湧き出る。

    順番にしっぽが付けられたやりとりと、しっぽのついた野菜たちのイラストが可愛かった。
    しかし、アラスト&王妃への問題は、1問目は無理やりすぎるように思えるし、2問目は野球に興味のない人間にはさっぱりすぎて、急に世界観どうした?と突っ込みたくなった。冒頭のなぞなぞから、青山学院大学などの実在の大学名などがいくつか上がるので、なんかいつもと調子が違うなというところである。
    本筋の話自体は面白かった。アラエッサの太ももに噛み付くストンストンと、悲鳴をあげるアラエッサは面白かった。その後、痛いからやめてくれと、竹箒を噛ませ、その竹箒を持って空飛ぶアラエッサは魔女のよう。(イラストが欲しい笑)

    どこぞの秘密結社のようなマークがアメンボの形であるのは洒落ていた。

  • 作家の旬ってありますよね…何かに対しての不満を作品に代弁させるのは、あまり好みません。

  • 表紙のチップリーが異様にかわいい。中ではそんなでもないのに!

    この話、『花の旅』のあとになるんだけれど、いつの間にか、シルバー王妃と、アラエッサ、ストンストンが仲良しに戻っていた。もう正体もしっかり知った上で。
    この間の話で何があったんだろう。今、バラバラに読み直してるから、そのうちぶつかるかな。

    野菜たち、あの旅でも出てきて、確か読んだ当時も思ったけれど、みんな善良な性格ってわけじゃあないんだよね。
    その無茶苦茶さや我が儘さに腹も立つくらいなんだけれど、一方で憎めないこともする。
    都合いいだけのキャラではない方が、人間味……野菜だから、この場合はリアリティというのか、が、増すのかな。

    シルバーが、とにかくお父さんサブリナ伯爵のことを心配しているのが切ない。
    自分が死んだら、夫であるゴールデン国王ではなく、お父様の元に帰るんだ、なんて。
    しかも、サブリナ伯爵も「いつかしっぽを出して王妃なんかやめて、帰ってくると思っていたよ」というようなことを言うのが、また……
    そうだよね、王妃だから、そうそう里帰りも出来ないんだよね。

    人間が水を汚すというあたりの妖怪からの糾弾が、また、我が身につらいのでした。

    この話で一番覚えていたのは、アラエッサの言う「夏至の前の一週間が一番朝が早い。夏至の一週間後が一番夜が遅い」というようなくだり。
    へーと思ったけれど、その仕組が再読でも理解できない。

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著者プロフィール

名古屋市生まれ。早稲田大学文学部国文科卒業後文筆活動に入る。1956年 オール読み物新人賞受賞。1963年 モービル児童文学賞受賞。1964年 『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。1968年から1988年まで、自然に親しむ心をもった児童を育てる目的で学習塾を開く。
2012年逝去。主な著書に『クレヨン王国』シリーズ47タイトル、『静かに冬の物語』(以上すべて講談社刊)などがある。2012年逝去。

「2016年 『クレヨン王国黒の銀行(新装版) クレヨン王国ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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