「ミステリーの館」へ、ようこそ-名探偵夢水清志郎事件ノート (講談社青い鳥文庫)
- 講談社 (2002年8月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061485976
感想・レビュー・書評
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夢水一行は偶然にも真のミステリーの館のカギを手に入れてしまいます。腹ペコでもなぞ解きをちゃんとしてくれます。…たぶん。
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なんと青い鳥文庫前代未聞(でしょう、おそらくは)の密室本! しかも二重密室。やってくれるなあ。
やっぱりいいなあ、というのは「赤い夢」。この言葉の響きが最高。他にもミステリ好きにはたまらない要素がたっぷり。「館のまわりに水路と水車がつくられた建物」とかね(笑)。「ミステリーの館」、ホントに誰か作ってよ。 -
あれー?この館の仕掛けにかなりの既視感を覚えるのですけど、そこらへんどうなんでしょう?霧舎巧のアレだよね。
『僕と先輩のマジカル・ライフ』のふたりも登場して、ますます拡がるはやみねかおるの世界。 -
袋とじやばす
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子供向け推理もの小説。
これなら京極夏彦みたいなとても難しいのではないので、読みやすい。
名探偵の夢水さんが面白い。子どもみたいな変人キャラです。
また主要同情人物の三つ子と男の子のからみも面白い。 -
児童文学史上初の袋とじ小説なんだそうで。しかも2つも。ということは読者への挑戦が2つ。有栖川有栖の『双頭の悪魔』を彷彿とさせますね。 事故により引退した老マジシャンの建てたミステリーの館で夫人が消えた。現場は密室。その謎を解くのはおなじみ夢水清志郎と今作のゲスト井上快人。 謎解き第一弾は井上快人、第二段が夢水。もちろん真実の赤い夢は第二段で明らかになる。怪奇的でジュブナイルを超えてます。
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引退した老マジシャン、グレート天野のつくった『ミステリーの館』。そこに招待された人々を待っていたのは、幻夢王と名乗る謎の人物からの脅迫状だった。そして翌日、第一の予告状にあった「消失マジック」のことばどおり、老夫人が部屋から消えた…。密室トリックの謎にいどむ夢水(迷)探偵の推理が、またまた読者をあっといわせる。
名探偵夢水清志郎事件ノート第10作! -
なんともすごい二重袋とじ。あんまり必要性がないような気も…
でも、第2の館の発想はちょっとびっくりしました。簡単なことなんだけどね -
袋綴じが面白かった
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シリーズ初の袋とじ。タイトルに「ミステリー」とあるとおり、今回はものすごくミステリ色が濃い内容になってます。びっくりのラスト。後半、とくに最後がおススメ。