ねらわれた学園 (講談社青い鳥文庫)

著者 :
制作 : 緒方 剛志 
  • 講談社
3.50
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本棚登録 : 123
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061486232

作品紹介・あらすじ

生徒会長に立候補し、あざやかに当選してみせた、高見沢みちる。その魅力的な微笑とふしぎな力によって、しだいに学園の自由は奪われていく…!?美しい顔にかくされた彼女の正体と、真の狙いはなんなのか?何度も映画化・テレビドラマ化された、日本SFジュブナイルの大傑作。小学上級から。

感想・レビュー・書評

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  • 眉村氏の作品は今あまり手に入らないのか、ここで探せなかったので、いくつか代表だけを登録しています。
    ジュブナイルからも1冊と思って、これを登録しました。

    思えばこの作品が発表された当時は、日本のSF界のそうそうたるメンバーが次々に学習雑誌と呼ばれるティーンエイジャー向けの雑誌に、作品を発表されていた時期で、当時の児童生徒たちは、かなり良質のSFに恵まれていたことになります。

    当時のジュブナイル特集というのがあればぜひ全部揃えて全国の学校図書室に揃えていただきたいものです。

  • ジュニア向けの良作。

    説明的なところが多く、本好きな人には説教くさく感じられるが、
    ターゲット広めで書かれている本なので、これくらいダイレクトに書いてあって問題ないと思う。


    些細な罪でも見つけ出して糾弾し罰を与えることが、
    疑心暗鬼や裁く側の傲慢につながり、
    最終的には自分たちを苦しめる。
    そうならないためには、「それはおかしい」と自分の意見を持って戦うこと必要だ。
    ということが主人公サイドから描かれているが、
    冒頭の作者のコメントでもあったように、
    敵サイド、傍観者サイドからの視点で読んでみることが必要であると教えてくれる。

    特に主人公の両親については、とてもわかり易く書かれていた。
    【母親】
    →問題を直視せず逃げようとする。また、問題が明らかになっても、なぜ戦うのが他の人ではなく自分(の息子)でなければならないのかというスタンス。
    【父親】
    →問題を理解し、時には戦う必要があることも理解している。
     戦いには参加しなかったが、「戦いというものは長期戦になるので、まず息子たちが戦い、その後に自分たちにバトンタッチしてもらおうと思っていた」と主人公に説明。
     主人公は、これが本心なのか言い訳なのかわからない。


    必要な時に自分の意見を言え、必要な時にそれを計画的に行動にしめさなければならないが、
    それが出来る人はあまり多くない、
    ということが、両親という読者にとっても身近な存在として書かれているので、シビアなリアリティがある。

  • 予備知識なく同名アニメ映画を見たらよく分からなかったので、原作を読むことにしました。

    読んでみると、集団心理の怖さという、説明するのが難しいものがまるでその現場にいるかのように伝わってきて、おおよその結果は映画で知っているのに引きこまれました。そういえば超能力も同じ「説明するのが難しいもの」ですね。

    そして映画を見て残った、たくさんの謎のうち、ひとつの答えを知ることができたのでちょっとすっきりしました。

  • つまんない〜

    眉村卓ってひとの青い鳥文庫
    まゆゆが映画?主演らしい
    眉ゆ‥?
    主人公少年だけど‥?

    生徒会が圧制をしく話
    超能力もつかう

    超能力ってのがなぁ

    民主主義とかファシズムとか
    そういうテーマの小説

  • 中学生くらいに読んだお話。すごくドキドキして一気に読んだ記憶があります。非日常を求める中二病にはよかったです(笑)

  • 1973年に刊行された作品の復刻版。ユリ・ゲラーによる超能力ブームにより何度もドラマ・映画化されました。
    超能力サスペンスですが、超能力による侵略より、敵・味方双方の「人間の集団心理」の方が恐かった。
    ずいぶん昔の話ではあるものの、インターネットが発達した今の方が、似たような事が大規模で起きやすくなった気がします。
    眉村先生曰く「自分と違う立場から物事を見る」という事の大切さを痛感しました。
    ブギーポップシリーズで有名な緒方剛志さんの、端正ながらどこかじっとりした絵の雰囲気が物語を盛り上げています。

  • あんまり覚えてないけど面白かった気がする

  • どんどん話が進んでいって、展開にドキドキハラハラです。

  • 児童文学ですが。ドラマにもなりましたよね。和美の「・・・いいえ、これはただの予感」という最後の言葉が聞いているとおもいます。高見沢みちるも好きなんですが(笑)先生とか親とかの言動も、今読んだらまぁ、わかるかなぁ・・・。

  • 苦手なSFを「読んでもいいかな」と思わせた本。

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著者プロフィール

眉村卓(まゆむら たく)
1934年、大阪市西成区生まれ。大阪大学経済学部卒。耐火煉瓦会社勤務の傍ら、SF同人誌「宇宙塵」に参加。61年、「SFマガジン」第1回SFコンテストに投じた「下級アイデアマン」が佳作入選し、デビュー。63年、処女長編「燃える傾斜」刊行。その後コピーライターを経て、65年より専業作家に。企業社会と個人の関係をテーマにしたいわゆるインサイダー文学論を唱え、ショートショートやジュニアSFでも健筆をふるい、絶大な人気を博す。71年、未来の管理社会を描いたインサイダーSF「司政官」シリーズを開始。79年、その長編第一作『消滅の光輪』で第7回泉鏡花文学賞を受賞。癌を患った妻に日々、自作のショート・ショートを捧げた。妻が逝去したのち『妻に捧げた1778話』として発刊、大きな反響を呼んで2011年1月に映画化、代表作の一つに数えられる。

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