名探偵ホームズ サセックスの吸血鬼

  • 講談社 (2004年2月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784061486423

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    ワトソンの古い友人から届いた手紙には、再婚した妻に関する奇妙な話が綴られていた。15歳になる前妻の子供を理由もなく打ちすえたかと思うと、自分が産んだばかりの赤ん坊の首すじにかみついて血を吸ったりするのだという。幽霊などまったく信じないはずのホームズが事件の匂いを嗅ぎつけ、捜査に乗り出すのだったが…。絶好調名作シリーズ。

    【感想】

  • (2004.12.07読了)(2004.02.24購入)
    ホームズを初めて読んだのは、1997年1月に田舎のカミさんの本棚にあった「シャーロック・ホームズの冒険」(新潮文庫、1953年)でした。8月には、「回想のシャーロック・ホームズ」(創元推理文庫、1960年)を読みました。長年読み継がれてきただけあって実に面白かった。どっかで聞いたような話も幾つかあったので、多分小学生の頃、幾つかの話は読んでいるのかもしれない。
    親父がホームズを読むのを見ていた当時中学生の息子が、俺も読んでみるから貸してくれというので、渡したのですが、難しくて読めないと言い出しました。
    絵本の読み聞かせ、「ずっこけ三人組」、宗田理と何とか読書を続けてきた息子に挫折されては困ると考える親父としては、当時出始めていた、青い鳥文庫のホームズシリーズに頼ることにして、「名探偵ホームズ 赤毛組合」(講談社青い鳥文庫、1996年)から自分も楽しみながら読んでは渡してきました。中学生だった息子も今では、大学生になってしまったけど、シリーズが完結するまでは終われないという感じで付き合ってきました。

    この巻には、「サセックスの吸血鬼」「三人のガリデブ氏」「這いまわる男」「ソア橋事件」「マザリンの宝石」「白い顔の兵士」の6つの話が入っています。
    いつもホームズの観察には感心させられますが、普段からいろんなものに興味を持ち情報を集めているから、分かるんだろうなと思います。
    物語を創る上でも、当時の話題を上手に利用しながら、作っているようです。吸血鬼ドラキュラの本が出たのは、1897年で「サセックスの吸血鬼」は、1924年ということです。ちょっと間が開いているけど、みんなが知っている吸血鬼ドラキュラの話を前提にこの話を作っています。
    「這いまわる男」は、類人猿の血清を利用して作った若返りの薬によって引き起こされた事件の話です。若い女性に恋をした大学教授がひそかに手に入れて服用した秘薬には、副作用があって、・・・。
    「白い顔の兵士」は、南アフリカの戦争に、従軍した兵士の話です。兵士は負傷し、たどり着いて寝込んだベッドがハンセン病患者の使用していたベッドでした。イギリスに帰ってから、ハンセン病によく似た症状が出てきたので、・・・。

    漢字に振り仮名は振ってあるし、挿絵も入っているので、愉しくどんどん読めて、イギリスの風俗・歴史も学べる。いい本です。

    ☆コナン・ドイルさんの本(既読)
    「シャーロック・ホームズの冒険」コナン・ドイル著・延原謙訳、新潮文庫、1953.03.31
    「回想のシャーロック・ホームズ」コナン・ドイル著・阿部知二訳、創元推理文庫、1960.08.19
    「恐怖の谷」コナン・ドイル著・内田庶訳、偕成社、1985.04.
    「名探偵ホームズ 赤毛組合」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1996.05.15
    「名探偵ホームズ まだらのひも」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1996.12.15
    「名探偵ホームズ 消えた花むこ」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1997.05.15
    「名探偵ホームズ 緋色の研究」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1997.12.15
    「四つの署名」コナン・ドイル著・各務三郎訳、偕成社文庫、1998.05.
    「バスカビル家の犬」コナン・ドイル著・各務三郎訳、偕成社文庫、1998.06.
    「名探偵ホームズ ぶな屋敷のなぞ」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1998.06.15
    「名探偵ホームズ 囚人船の秘密」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、1999.06.15
    「名探偵ホームズ 最後の事件」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2000.07.15
    「名探偵ホームズ 三年後の生還」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2001.02.26
    「名探偵ホームズ ピーター船長の死」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2001.09.15
    「名探偵ホームズ 消えたラグビー選手」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2002.04.15
    「名探偵ホームズ 悪魔の足」コナン・ドイル著・日暮まさみち訳、講談社青い鳥文庫、2003.07.15

    (「BOOK」データベースより)amazon
    「ホームズさん、考えてもみてください、そのときの気持ちを。ゆりかごのそばに、ひざをついていた妻が立ちあがると、赤んぼうのむきだしになった首に、そしてシーツの上にも、血がついていたのです!」依頼人は妻の奇行に動転し、中世の悪夢を連想して、そういった。それに対しホームズは「さしあたっては、この問題は解決できる種類のものです。」と、きっぱり答えたが…。小学上級から。

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著者プロフィール

1954年、千葉市生まれ。青山学院大学にて推理小説の研究会に所属。在学中からミステリーの翻訳を始め、以来SF、コンピュータ書など幅広い分野の訳書を手がける。日本推理作家協会会員。

「2014年 『ルパン対ホームズ (新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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