青い宇宙の冒険 (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 55
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061486614

作品紹介・あらすじ

想像力の限界を超えた大冒険!

松原秀行さん大絶賛!「ともかく一気に読み終えたぼくは、『おもしろかった!すごかった!感動した!』と、大大興奮のうちに本を閉じました。そして。それで終わりではなかったのです。」――<解説より>

夜の11時になると、まもるの家の下から聞こえてくる怪しい震動音!古文書などから、こうじが丘では、この不思議な現象が何百年も前から60年ごとにおきていたことを知ったまもるたちは、その怪現象の中心地に調査にむかう。古い子守歌どおりのねじれた松葉、強い磁性をおびたくぎ……謎はますます深まっていく。壮大なスケールのSF冒険物語!

感想・レビュー・書評

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  • 日常の怪奇現象にまつわる話かと思いきや、宇宙の外を飛び出す大スケールSF冒険物語へと発展。ドキドキとワクワクが入り混じった素晴らしい読書体験をすることができた。数々の科学的知識を用いながら続いていく話の流れは、圧巻だった。また、異文化や異国民との組み合わせも非常によく、宇宙という壮大なテーマを扱っているが故に人間の一体性など感じさせてくれた。

  •  タイトルが凡庸に思われたが、内容に関わる深い意味があった。
     「虚無回廊」で使ったアタマを休めようと、ジュブナイルに手を出したら、そこは小松先生、子ども相手でも容赦ない。
     初出は1970年、「日本沈没」の予習で仕入れたとおぼしき知見が披露されている。
     
     苦言を呈するなら本書のイラスト。東京芸大卒とは思えぬ不確かなデッサン。カバーイラスト右下の少年、首と上体の繋がりが不自然ではないか。

  • 小学生の頃に読んだ作品の再読。小学生低学年にはとても壮大なストーリーであったが、中年にさしかかった大人から見るとまた違った印象。それでも先が気になりページをめくらされる作品。アフリカ出身の人の描き方には時代を感じる。

  • 夢中でドキドキしながら読んだ本です。
    意志の力やイメージの力、思考ってエネルギーなんだと
    今でも思ってます。(`ё´)ゝ

  • 1970年に刊行されたジュブナイルSF小説の復刻版。
    60年ごとに発現する怪異を調べると地下に謎の空間を発見し、そこで次々と不思議なことに巻き込まれていくお話です。
    40年も前に書かれた作品ですが、年号や時代背景以外は今でも全く違和感ありません。
    子供も大人と同等に扱われる設定、それでいて子供を護ろうとする大人。
    命がけの冒険ながら、希望の持てる読後感がすごく良かった。
    未来に残したい名作。

  • 2008/03/14読破。
    一昔のSFはやっぱりこう言うのが多かった気がする。祖ですかね。

  • アフリカの人ってすごいんだぜ!!

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著者プロフィール

昭和6年(1931年)大阪生まれ。旧制神戸一中、三校、京大イタリア文学卒業。経済誌『アトム』記者、ラジオ大阪「いとしこいしの新聞展望」台本書きなどをしながら、1961年〈SFマガジン〉主催の第一回空想科学小説コンテストで「地には平和」が選外努力賞受賞。以後SF作家となり、1973年発表の『日本沈没』は空前のベストセラーとなる。70年万博など幅広く活躍。

「2019年 『小松左京全集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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