ステラの秘密の宝箱 銀河へ飛びだせBOX! (講談社青い鳥文庫fシリーズ)

  • 講談社 (2006年1月1日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784061487123

感想・レビュー・書評

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  • 小学中級からの児童書。

    素晴らしいファッションセンスで無類の女好きの学園長ジャック、いばった国語辞典で無類の女嫌いクラウド、天才発明家で天然(?)キイの美形トリオが宇宙を安全に旅するワープ航法の秘密を探すお話。

    ある日、惑星コリウスのステラという少女からクラウドに手紙が届いた。
    コリウスへ行けば色んなことが分かるかもと思ったら誘拐騒動に巻き込まれちゃった☆な回。

    3人ともそれぞれ個性があって、彼らの会話を読むだけでも楽しめる。
    特にジャックとクラウドの掛け合いが面白かった。
    キイはこういうキャラだから良いのだろう、やるときはやってくれそうなキャラだ。

    しかしクラウドがすごく可愛い。

  • 時は23世紀初頭、月の裏側にある「ファーサイド学園」に在学するジャック、クラウド、キイのイケメン(死語か)中3トリオが、それぞれの“さがしもの”を追って宇宙をかけめぐるスペースオペラ。
    独立したストーリーなので、3冊のどれから読んでも入っていける。

    みなしごで宇宙船技師の養子となり学園長も務めるジャック、失踪したワープ実験船パイロットの孫にあたるクラウド、祖父によりスパイとして学園に送り込まれたが2人の味方となったキイ、それぞれが女の子大好きだったり女性アレルギーだったりメカオタクだったりと、キャラクターの魅力いっぱい。

    悪漢ヒヒとジャックの対決、ひるんだヒヒが声をあげる場面で...
    「ヒ、ヒー!」
     ナイフごと飛び下がるヒヒに、ジャックがいった。
    「自己紹介?」(『ステラの~』p.247)
    このゆるい空気感がたまらない。

    それにしても、なぜ「fシリーズ」なのだろう。

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著者プロフィール

【後藤みわこ・作】  愛知県在住。『ママがこわれた』で第17回福島正実記念SF童話賞大賞受賞。主な著書に『ぼくのプリンときみのチョコ』「ボーイズ・イン・ブラック」シリーズ、『100回目のお引っ越し』(講談社)、『秘密の菜園』(ポプラ社)、「カプリの恋占い」シリーズ(岩崎書店)など。

「2015年 『猫と話す友だち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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