- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061487253
作品紹介・あらすじ
紅と了が引っ越してきたのは日だまり村の古い大きな家でした。場所によっては天井の板がなく、屋根うらがみえているのです。その夜、紅たちはふしぎな4人組と出会います。4人組は天井と自分たちの部屋をつくって、勝手に住みついてしまいます。ふしぎな事件と冒険に夢中になってしまう永遠の名作ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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R4.1.31 読了。
父親の仕事の関係で田舎町の昔の土間や天井に張りが見える家、もちろん、トイレとお風呂は家の外にある。そこに住むことになった姉弟。
何とその家には、両親には見えない東北なまりのおじさんと、金髪のおばあさんとしゃべるアホウドリに昔の子供が想像したタコのような宇宙人が居候することに。その居候達は、「乗り物のつぼ保管対策委員会」なる謎の組織に属しているという。この姉弟はひょんなことからこの居候の仕事を手伝うことに…。
柏葉さんのどこか懐かしいそして温かいファンタジーの世界は、大人になった今でも十分楽しめるものでした。ハラハラドキドキさせるシーンや時には主人公たちに勇気を持った決断を迫るシーンもありました。人に対する思いやりや優しさも教えられた気がします。
たまにはこのような作品に触れるのも良いですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ある姉弟に起こった天井うらでの不思議な出来事
柏葉さんの不思議シリーズ(自分が勝手につけたけど)最後!(読む順番によるけど。ちなみにぼくは地下室、霧のむこう、これの順番で読んだ)
いや〜面白かった。
霧のむこうは、最初すんなり入っていって没頭するってことができなかったけど、(10分の2ぐらいで入れたけど)これは最初からすんなり入っていけた。(地下室も)
あれ乗り物に乗って夢の世界に行ったらお腹は空くのかな?どうだろう? -
柏葉幸子さんのふしぎなシリーズ3作品目。
今回もまさに、ふしぎな世界に惹き込まれてしまいました。
子ども時代に読んでいたけれど内容はすっかり抜けていたので、純粋に楽しみながら読み進めました。
柏葉さんの言葉の表現力、そして魅力的なキャラクター達
児童書ですが、大人になった今でも楽しめる
とても楽しい時間でした。 -
いや~、すごく良かった。「霧のむこうのふしぎな町」「地下室からのふしぎな旅」も良かったけど、この3部作の中ではこの作品が一番好きだ。
田舎の古民家に引っ越してきた姉弟、紅と了は、明らかに人間ではない変な4人組に出会い、不思議な冒険をする。4人組のキャラが立っていて、その正体にはびっくりした。テーマも良くて終盤はちょっと涙腺がゆるんだ。 -
柏葉さんの物語は、私にはついていけない時もあるのですがこれはまだ読みやすかったです。弟の了くんもいい子だし、登場人物も可愛げのあるキャラクターなので親しめました。ラストも良かったです。
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柏葉さんの「ふしぎな」物語三部作の3作目。
紅と了、2人の姉弟が引っ越してきた家に住み着いてしまった、"人間ではない"4人組。最初は怪しんでいた2人だったけど、次第に4人組のことをかけがえのない存在に思うようになっていく…。
大人になるって、子どもの時の何か大切なものを忘れてしまうことなのかな。でもそれが幸せってことなのかもしれない。 -
柏葉センセイによる『ふしぎな』シリーズ第3弾。2人のきょうだいが引っ越してきた家の天井裏には、何やら妙な気配が。キーワードは大人が抱える「さみしさ」ですかね。等身大の不思議な4人組も魅力です。
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紅と了が引っ越してきたのは日だまり村の古い大きな家でした。場所によっては天井の板がなく、屋根うらがみえているのです。その夜、紅たちはふしぎな4人組と出会います。4人組は天井と自分たちの部屋をつくって、勝手に住みついてしまいます。ふしぎな事件と冒険に夢中になってしまう永遠の名作ファンタジーがまたまた登場です。
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柏葉幸子、おもしろいね。
ふしぎな町のあと、すぐにでていたのに、巡り会うのにこんなに時間がかかるとは。
児童書だから、あっという間に読み終わるけど、主人公がどんどん成長していくのが面白い! -
わすれられたもの、なんて寂しいなぁと思いつつ、本当に身近にいそうで、作者さんにはあの四人達が見えていたのでは…いやきっと見えている…
著者プロフィール
柏葉幸子の作品






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