星の王子さま (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061487499

作品紹介・あらすじ

大人気、世界の名作が青い鳥文庫に登場!ほんとうにたいせつなことが見えてくる1冊。
オール“ふりがな”つきで読みやすさも抜群!
『星の王子さま』特製ポストカードつき

「お願い……。ヒツジの絵を描いて。」「なんだって?」「ヒツジの絵を描いて。」雷が落ちたみたいにおどろいたよ。立ちあがって目をこすり、声のしたほうを見つめた。するとそこには、とてもふうがわりな、小さな貴公子がいて、悲しそうにこちらを見ていた(本文より)。こんなふうに、目の前にふいに現れた王子さまこそ、小さな星の王子さまなのです。

感想・レビュー・書評

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  • ・H30.6.1読了。

    ・講談社青い鳥文庫、恐るべし。すべての漢字にルビがふっていてとても読みやすかった。「大切なものは目には見えない。」

  • 砂漠のど真ん中で飛行機が故障し、飲み水が少なくなりつつある焦りの中、修理に悪戦苦闘している僕に突然どこからともなく現れた王子さま。
    ひつじの絵を描いて欲しいとせがまれるのだが、何か違うとのことで結局描いたのは。。。

    娘の読書週間ということで、娘と一緒に読んだ。

    「大切なものは目に見えない」この金言をテーマに語られる王子さまが地球に辿り着くまでの物語は子ども目線ではへんてこな人の住む色々な星を旅する冒険と映るようだが、大人になって読むと、極端なデフォルメこそあれ、大人っぽさを体現したへんてこな住人、花たちの言動とそれに対する王子さまの感想にははっとさせられるものがある。

    どちらかというと大人へのメッセージの詰まった作品。
    物語中出てくるエピソードを子どもと語り合うことによって間接的に大事なことを見つめ直すきっかを与えてくれた一冊。

  • ふと立ち止まりたいとき、ぼくは読むことにしている。わからずやの大人になりたくないから。
    知るというのがどういうことか、わかっているのかな。きずなでしっかりと結ばれる。それが知るってことなんだよ。
    言葉なんて、誤解のもとだからね。

    最初のうちは、そっと、耐えることから始めれば良かった。期待でわくわくして、胸がいっぱいになるように。しあわせの予感でそわそわする、もうどきどきして、どうしていいかわからない。君に会うことが特別な時間になるように。これがきずなを結ぶことだし、心の底から知ることになるんだ。

    星の王子さまは、いまのぼくのように、悲しみに沈んでたり、どうしていいかわからない大人の友達のために書かれたものだと思う。戦時中のサンテグジュペリの児童文学によるメッセージ。子供たちには悪いけど、これはボクたちの小説だと思う。

    新しい気づきと励まし、今回もありがとう。

  • 6歳の時に読んだ。王子さまと同じくらいの時に読むと面白いかもって母が教えてくれたから。よくわからないところもあったけどいい話だった。

  • 夏休みの読書感想文用に子供に用意したものを拝借。
    読みやすい作品で、想像力を働かせて読むと大変面白くそして奥深い作品だと感じた。また、少し時間を置いてゆっくり読んでみようと思う。

  • 好きな人ができると、世界が変わる。
    人でなくても、物や形でないものだって、好きという感情が、今まで見てきた世界を変える。

    私は、好きになったアイドルが、「好き」と公言しているものを見たり聞いたりすると、そのアイドルのことを思い出して幸せな気持ちになる。

    好きなドラマや映画、アニメ作品の題材になったものに触れると、もう一度、その物語を辿った時の感情にさせられる。

    何かを好きになることは偉大だと思う。
    その気持ちを、いつまでも忘れずにいたいと思う。

  • シンプルに面白くて感動した一冊
    特に最後の『これはぼくにとって..........』って
    言うのが、好きなページです‼︎
    皆さんにも是非読んでほしいです。

  • 幸せというもののありがたさを、心の底から「知る」。「なにか」と慣れてきずなを結びたくなる。

    むだにした時間の分だけ、大切なものになるなんて考えたことなかった。だって私は帽子にしか見えないつまんない大人だから。

    子供の頃には訳わかんない面白みのない本だと思ったこの本だったが、訳者が違うことでわかりやすくもあり、私自身も経験値が増えて書かれていることから先のことを想像できるようになったことが大きいのかもしれない。つまんない大人になってるけど、少しその深さにハマることができたように思える

  • 確かこの本を母に買ってもらったのはは8才か9才の頃だった。
    意味がよく分からなくて途中で読むのをやめてしまったけれど14年後の今、最後まで読むことができた。もっと早く読んでいればよかったと後悔してもしきれない。『星の王子さま』がこんなにも素敵で面白くて考えさせられる話だなんて知らなかった。

    永く愛される理由がやっと分かったような気がする。今日からこの『星の王子さま』は目に見えるわたしの大切なものになった。

  • お別れは、とても寂しい。
    もう会えないけども、まだ世界のどこかにいる。
    幻想といえばそうなのだけど、空を見れば思い出せる。
    そういう、とても感傷的な気持ちになりました。

    はじめて読んだのですが、切ないお話だとは思っていませんでした。
    もっと、あたたかい童話みたいな物語を想像していたので、ただただ驚きました。

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