二十四の瞳 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

  • 講談社 (2007年10月30日発売)
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本 ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784061487901

作品紹介・あらすじ

先生は子どもたちがだいすき。子どもたちは先生がだ~いすき!
涙と笑いがいっぱいの、永遠の名作

昭和3年春。みさきの分教場に、若い女の先生が洋服を着て、新しい自転車に乗ってきた。新米のおなご先生をいじめようと待ちぶせていた子どもたちも、びっくり!先生が受けもった1年生12人の瞳は、希望と不安でかがやいていた――。瀬戸内海の小さな島を舞台に、先生と教え子たちとの心温まる生き方をえがいた名作。

感想・レビュー・書評

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  • 涙とまらんかったなぁ

    あたたかみのある文章、ことば
    庶民的と言われているがぴったり
    これほどまでに人に寄り添った文章よ
    視点がちゃんと地に足ついてる

  • この歳になって今更ながら、児童向け文庫にて初読み(苦笑)。

    なぜ、今まで読まずにいたのだろう、と後悔。内容が内容だけに愉快なハナシではないけれども、一読の価値あり。
    というか、今まで読んでこなかったのを恥じる。

    ★3つ、7ポイント。
    2017.01.06.図。

  • 私が2番目に自発的に読んだ本。ハイカラ先生と子供たちのほほえましさと戦争のおぞましさが対照的だった

  • 昔をしみじみと感じさせられる本でした。
    若い先生なのに希望と不安で輝いていたのがよかったです。
    先生と教え子の心温まるお話です。

  • 表紙から想像されるような、教師と子供達の心温まる物語というよりは、戦争の悲しみを淡々と描いている。

  • 今の時代に生きてよかった。
    教養として読むべき一冊

  • 小さな島のみさきの村に若い女の先生が赴任して小学生を受け持つ物語。戦争の時代にほんろうされながらも先生と生徒の友情やつながりは切れることなく、人が絆を大切に強く生きぬく物語に感動しました。

  • 小学生の頃に買ってもらった本。
    30年近く経ってようやく。
    小学生の私ではなかなか難しかったかもしれない。

  • 小豆島などを舞台とした作品です。

  • 低学年、中学年向け

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著者プロフィール

明治32年(1899)8月5日、醤油の樽職人である岩井藤吉、妻アサの五女として坂手村(現小豆島町坂手)に生まれた。
幼少時に家計が傾いたため、他家の子守をしながら坂手尋常小学校へ通い、内海高等小学校を卒業。村の郵便局、村役場等に勤める傍ら文学書を読む。
大正14年(1925)同郷の壺井繁治をたよって上京し結婚した。繁治や黒島伝治、佐多稲子などプロレタリアの作家の影響をうけ、昭和13年(1938)処女作『大根の葉』を文芸に発表。以来『暦』『初旅』『母のない子と子のない母と』など、小説、随筆を1,500篇あまり発表し、新潮社文芸賞、児童文学賞、芸術選奨文部大臣賞、女流文学者賞などを受ける。
中でも昭和29年(1954)木下惠介監督で映画化された『二十四の瞳』は一躍有名となり、今日の観光小豆島の盛況の端緒を開いた。
昭和42年(1967)5月3日内海町(現小豆島町)名誉町民の称号が与えられる。6月23日67歳、東京で没した。

「2025年 『絣の着物 壺井栄戦争末期短編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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