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- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061488564
作品紹介・あらすじ
厚いベールのむこうがわで「万能の人」として君臨する書記長-。この強大な権力の秘密はなにか?書記長の日常、党・KGB・軍のからみあい、ロシア千年の政治風土などを検証しながら、巨大な共産党ピラミッドに支配される超大国の内部を克明にえがく。
感想・レビュー・書評
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ソ連共産党の書記長の生活や人間性に焦点を当てた平易なエッセイ。ブックオフで100円で購入したけれども、おもしろくてすぐに読めた。ソ連で重要なのは、資本ではなく階級だという考えはおもしろかった。ノーメンクラートゥラ(共産党特権階級)はエリツィン革命でオリガルヒも含めた新しい階級を意味する言葉として変化したが、プーチン改革によってオリガルヒが排除され、KGBやサンクト勢力が政府の中心に陣取り、彼らが国営企業の運営もしている現代においてはある種の旧ソ連的ノーメンクラートゥラに戻っているように感じた。おもしろい!なお、本書が書かれたのはゴルバチョフの時代。
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