デザイン戦略: 欲望はつくられる (講談社現代新書 864)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 34
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061488649

作品紹介・あらすじ

消費社会に君臨するデザインは、私たちの思考や感覚を変質させる。流線型から、コンピュータ商品にいたるモダンデザインの流れをたどり、その華やかな魔力を解明する。

感想・レビュー・書評

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     27年前のデザイン論。歴史を振り返りつつ戦後日本のデザイン史を俯瞰する、と見てとった。さすがに文体含め古臭く感じてしまった。ライフスタイルとの相関を視点においているが、現在はそうでも無いところにニューデザインがあるのでは?と思うこともあり、かなりの違和感。最近のデザイン論とは大きく異なるという意味では勉強になる本。

  • [ 内容 ]
    消費社会に君臨するデザインは、私たちの思考や感覚を変質させる。
    流線型から、コンピュータ商品にいたるモダンデザインの流れをたどり、その華やかな魔力を解明する。

    [ 目次 ]
    1 デザインにひそむもの(日常のなかのデザイン;「Gマーク」がもつ意味;生活に侵入するデザイン;ソフトな管理社会)
    2 現代デザインの先駆者(インダストリアルデザイナーの成立―アメリカの第1世代;生活を規格化する―ドイツDWBとその影響力;アートディレクターの誕生―1930年代イギリスの全体計画;国家によるデザイン管理―ファシズム下の日本)
    4 現代日本のデザイン戦略(アメリカン・ウェイ・オブ・ライフの衝撃―1950年代;家電戦略とものによる支配―1960年代;ニューファミリー戦略と家庭の変貌―1970年代;差異化戦略と電子テクノロジー―1980年代)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    消費社会に君臨するデザインは、私たちの思考や感覚を変質させる。流線型から、コンピュータ商品にいたるモダンデザインの流れをたどり、その華やかな魔力を解明する。
    目次
    1 デザインにひそむもの(日常のなかのデザイン
    「Gマーク」がもつ意味
    生活に侵入するデザイン
    ソフトな管理社会)
    2 現代デザインの先駆者(インダストリアルデザイナーの成立―アメリカの第1世代
    生活を規格化する―ドイツDWBとその影響力
    アートディレクターの誕生―1930年代イギリスの全体計画
    国家によるデザイン管理―ファシズム下の日本)
    4 現代日本のデザイン戦略(アメリカン・ウェイ・オブ・ライフの衝撃―1950年代
    家電戦略とものによる支配―1960年代
    ニューファミリー戦略と家庭の変貌―1970年代
    差異化戦略と電子テクノロジー―1980年代)

  • なかなか。<BR>
    一つの意志、“人の心が社会に流されている”を貫いている。
    <BR>
    デザイン、を語るレポートには使えないかも?
    <BR>
    社会思想の本です。

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著者プロフィール

1946年生まれ。武蔵野美術大学卒業。デザイン評論家。武蔵野美術大学教授。近代デザイン専攻。著書には『20世紀を作った日用品』(晶文社)、『モダンデザイン批評』(岩波書店)、『探偵小説の室内』(白水社)、『「しきり」の文化論』(講談社)など多数がある。

「2013年 『わたしの家 痕跡としての住まい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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