はじめての構造主義 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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レビュー : 212
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061488984

感想・レビュー・書評

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  • 口語調で構造主義についてわかりやすく解説されている。
    内容自体はかなり難しいが、勉強の第1歩として適切かと思う。

  • 構造主義の成り立ちを理解する本。社会学分野だけでなく、数学の分野の話もあるので、途中抵抗がありながらも、学問同士の垣根を取り除いた話が読めるので良い一冊。
    哲学を学ぶときに知識を蓄えるような読み方でなく、提唱者の思考過程を追う楽しみを知った

  • これが構造主義だ!と、一言では定義できないのが構造主義だということと、レヴィ=ストロース(構造主義を始めた人)の仕事の概要はなんとなくわかった。

    元言語学徒でありながら構造主義も知らないのか、とお叱りを受けそうだけど、生成文法は研究手法としてのアメリカ構造主義を否定する形で登場したという背景があって(ゴニョゴニョ)……で、さらにアメリカ構造主義はヨーロッパの構造主義とは違うんだとかなんとかかんとかワケワカメ。

    「諸現象に共通する、数学的な構造に注目してそれを抽出する」という考え方は、生成文法でもXバー理論などに見受けられるし、統語演算をMergeのみに帰する最近のMP理論も、基本的な考え方は“構造主義的”といって差し支えないと思った(本書を読む限りでは)。そもそも、生成文法が想定する「普遍文法」という概念(全ての自然言語には、その言語の種となる共通のシステムが存在する、という考え方)からして、すごく構造主義的だ。

    生成文法こそ最先端の構造主義だ、と言えなくもなさそうだけど、誰もそんなことは言わない不思議。

    わかったような、わからないような。

  • 小難しいイメージを持っていたので読むまでためらっていたが、読んでみえると口語体で書かれた文章が読みやすく、簡単な内容でわかりやすかった。意外にも2日で読めた。ソシュールの言語学やらブルバキの数学やら関連する人々とその考え方にも興味が沸いた。

  • 読みやすくて、部分的には理解できるけど、全体として理解しにくいのは、構造主義そのものが複雑だからかな。

    ヒルベルトの形式主義→ブルバキの「構造」→レヴィ=ストロースの「構造」っていう流れで、レヴィの構造の発想は数学を基にしているという。
    さらにソシュールの言語学、ヤーコブソンの音韻論、そしてモースの贈与論を参考にする。
    文化人類学のレヴィが『親族の基本構造』で親族は女性を交換するためにあると仮定して、関係が構造っていう感じかな。それぞれの親族関係が先にあって、女性を交換することで関係も成り立っていくというか。

    「主体の思考(ひとりひとりが責任をもつ、理性的で自覚的な思考)の手の届かない彼方に、それを包む、集合的な思考(大勢の人びとをとらえる無自覚な思考)の領域がある」ってことだそう。


    関係ないけどヤーコブソンの子音三角形がpとkとtから成ってて、看護で口腔体操で発音する「パ・タ・カ」は子音の代表なのかなと気になった。

  • 構造主義についてわかりやすく概説。

  • 平易な言葉で読み易いが、分かり易いかと言われると人によって微妙なところかもしれない。それにしても良書ではある。主にレヴィ・ストロースの思想から構造主義を読み解く入門書である。
    レヴィ・ストロースの<構造>を、根底にあるブルバキ派の<構造>に従って抽出する橋爪氏の解説は面白い。また個人的には、ポストモダン信仰は舶来主義の延長ではないかという氏の指摘は鋭いと感ずる。

  • 取っ付きやすい文章なので、これなら構造主義を理解できそうな気がする!と思えてくるよ。

  • 知識ゼロから構造主義を「なんとなく」わかるための入門書かな。タイトルどおり、はじめてのひと向き。噛み砕いた解説と、話し言葉に近い文体が読みやすい。

  • レヴィストロースが気になり読みました

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著者プロフィール

1948年神奈川県生まれ。社会学者。東京工業大学名誉教授。1977年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学後、1989~2013年東京工業大学に勤務。『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『こんなに困った北朝鮮』(メタローグ)、『戦争の社会学』(光文社新書)、『丸山眞男の憂鬱』(講談社選書メチエ)など著書多数。共著に『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書、新書大賞2012を受賞)など。

「2019年 『4行でわかる世界の文明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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