はじめての構造主義 (講談社現代新書)

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  • 講談社
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レビュー : 212
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061488984

感想・レビュー・書評

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  • わかりやすい良書。

  • 中三ぐらい?のときに国語の教員にすすめられて読んだ本。

    構造主義って何?っていう中学生でもちゃんと理解できる本。

    良書。

    しかし構造主義なんてもはや死語とか言っちゃいけない

  • レヴィ・ストロースを軸に、構造主義がわかりやすくまとめられている本。素人の私には、特にソシュールの言語学についての解説が目から鱗。非常に読みやすく、思わず一気に読了してしまう。構造主義の最高の入門書。

  • すごいよかった!巷であふれる思想の混乱がすっきりする本。ポスト構造主義に突入する前にレヴィストロースと代数系をもう一度復習したい

  • 比較的新しい思想である「構造主義」について書かれた一冊。
    本著も入門としてはオススメながら、寝ながら構造主義、もおすすめ。

  •  構造主義者によれば、数学と神話には同じ秩序が宿っているという。近代以降において、普通私たちの多くは、数学は理性的思考そのものなのに対して、神話などは、わけのわからない荒唐無稽なでたらめなものに過ぎないじゃないかと思っていることだろう。
     特に西洋では、たった一つの真理を探求する知の営みこそ崇高で、偉大な頭脳が目指すべき道であるとされていた。そうした知のシステムを支えていた大黒柱の代表格が<数学>であったことはいうまでもない。その数学と神話が同じなんてちゃんちゃらおかしいと考えてしまうだろう。
     
     ところが、構造主義者たちはこう主張をする。

    1)西洋(ヨーロッパ)の知のシステムは数学に代表されるような真理を目指している
    2)しかし、その数学はただの制度に過ぎなかった。
    3)したがって、これを敷衍すれば、西洋の知のシステムも制度でしかない。
    ・・・と。
    ゲーデルの不完全性定理でよく知られるように、数学は完全であることをその数学自身によっては示すことは決してできない。「正しさ」というのは公理という前提をどう置くかによって違うのである。ここに真理の相対主義が生まれることになった。ユークリッド幾何学で成立する「真理」は、非ユークリッド幾何学では成立しないということが起こるのである。人間によって創られたものである以上、数学も神話も同じような<構造>をもつことになるのである。

  • 構造主義を多角的にみた本

  • レヴィ=ストロースがどのように構造主義を確立したのかを順を追ってわかりやすく解説してある本。
    構造主義ってクール。

  • やっぱりこれが一番シックリ来る。「主体的な人間」を超える《構造》(精神分析の見地においては、フロイトやユングはそれを「(集合的)無意識」と呼んだ)の存在を考えることは、現代社会を考える上で、とても有益である。“真理”というものも、ある思考枠組の中から生じるものでしかなく(つまり、“絶対的”なのは、その《構造》の中でだけ)、また、私たちの信じる歴史も、物語に過ぎない(その点、神話や伝承の孕む信憑性の問題を、同様に歴史に対しても抱かなければならない)からである。……うーむ。難解な言い回しはさておき、社会(心理)学の知識を国際関係の分析・検討に活かせたらよいのだけれど。

  • レヴィ・ストロースを軸に構造主義思想に到るまでの歴史・道筋をたどっていく入門書。
    「ませた中学生にもわかる」ように書いたと著者が語るように、専門用語を極力使わずに主義思想を説明してくれるのは好印象。

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著者プロフィール

1948年神奈川県生まれ。社会学者。東京工業大学名誉教授。1977年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学後、1989~2013年東京工業大学に勤務。『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『こんなに困った北朝鮮』(メタローグ)、『戦争の社会学』(光文社新書)、『丸山眞男の憂鬱』(講談社選書メチエ)など著書多数。共著に『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書、新書大賞2012を受賞)など。

「2019年 『4行でわかる世界の文明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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