はじめての構造主義 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
3.70
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本棚登録 : 2026
レビュー : 212
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061488984

作品紹介・あらすじ

西欧文明中心の近代に終わりを告げ、現代思想に新しい地平を拓いた構造主義。レヴィ=ストロースの親族・神話研究の、鮮やかな方法と発想の背景に見えてくる、ソシュール言語学やモースの贈与論。そして遠近法にまでさかのぼる、数学史の水脈に隠されたのルーツ。モダニズムからポスト構造主義への知の戦線に、軽快な文章で歯切れよく迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 本当に初めて構造主義の本を本だが、書中のどこからどこまでが構造主義なのか、理解できなかった。しかし、興味を持てたので、関連する文献にも目を通したくなった。

  • 2013.01.09 一回読んでしっかり理解できるほどあまくはないが、ざっくりと構造主義の輪郭をつかむことはてきた。もう一度読んでポイントをつかむ。それから、関連図書もチェックしたい。

  • 久しぶりに読み直しました。前回理解できていなかった所(嫁とそれ以外の違いとか)が明白になり、有益な読書でした。だいぶ視界が開けてきた。それにしてもこの本は本当によくできています。入門書とはこうあるべきなんだなあ。

  • 神話学が成功したからといって、あらゆるテキストにその方法が適用できるわけではないのでは?とか、レヴィ=ストロースの手法が鮮やかすぎる、他の人にはなかなか真似できないってんなら、構造主義者ってのは何してる人なの?とか、いくつか疑問も残ったけど、大体どんなもんかってのはわかった気がします。以下はまとめ


    ・流行の変遷
    マルクス主義-社会は歴史法則に支配されている(資本主義→共産主義の流れ、革命が起こるべくして起こる等)。革命の成功が歴史によって約束されているなら、わざわざ参加して危険な目にあう必要もないという考えに陥りかねない。そのとき、個人の生きる意味は?マルクス主義は社会全体が一度に救済されることを目指すが、その代わり一人ひとりの運命・生きる意味などは蔑ろ(一人ひとりの人格に大きな価値を置くキリスト教と相容れない部分)。

    実存主義-人間の存在にはもともと理由がない、理由がない(無駄死にする)ならいっそ歴史に身を投じてみる。その方がはるかに値打ちのある生と言える。ただ、ニヒリズムに陥らないために、前提としてマルクス主義の言う歴史の存在を信じる必要がある。

    構造主義-マルクス主義のいう歴史、19世紀的なものの見方(社会が単純・原始的な段階から複雑・機能的な段階へ進歩・発展していく)はヨーロッパ人の偏見。人間や社会のあり方を歴史抜きに直視する。西欧中心のものの見方をやめ、比較方法論によって近代ヨーロッパ文明を人類全体の中に謙虚に位置づける。


    ・〈構造〉のルーツ
    絵画における遠近法-ひとりひとりの視点(主体)からみた世界を忠実に再現する。主体や客体、認識ということが十分意味を持つ。

    射影幾何学-視点が変わると図形は別の形に変化する(射影変換)。その時でも変化しない性質が〈構造〉(e.g.正方形を射影変換すると正方形・台形・たこ形・ただの四角形に変化。これら4つの四角形全ての共通点「四つの線分に囲まれている」)。

    ヒルベルトの形式主義-公理(数学者の間の約束事にすぎない)をきちんと示し、様々な公理系から同じ幾何学を導けることを証明?(説明ほとんどなし)

    ブルバキの〈構造〉-フランスの数学者グループ。グループの一人、アンドレ・ヴェーユがレヴィ=ストロースの協力者。〈構造〉の概念を核にして数学の統一像を描き出そうとする?(説明ほとんどなし)

    レヴィ=ストロースの〈構造〉-レヴィ=ストロースの神話学はブルバキ派の〈構造〉の概念をそのまま神話の領域に持ちこんだもの。


    ・親族研究(インセスト・タブー)
    女性そのものの価値を直接味わえるようだと交換のシステム(社会)が成り立たなくなる。
    親族(女性の交換システム)が成り立つためにはそれが否定されなければならない。同じ集団のメンバーにとって、女性の利用可能性が閉ざされなければならない。近親相姦が否定されて初めて人々の協力のネットワークが広がっていく。
    “価値があるから交換する”んじゃなく、”交換するから価値がある”。”タブーだから交換する”んじゃなく、” 交換するからタブーである”
    社会がまずあって、その中にコミュニケーションの仕組みができるのではなく、そもそも社会とはコミュニケーションの仕組みそのもの。
    交換は利害や必要に基づくのではなく、純粋な動機(交換のための交換)に基づく。交換のシステムの中では女性や物財や言葉が「価値」あるものになるが、それらがその「価値」ゆえに交換されるわけじゃない。あくまで交換のための交換が基本で、それが特殊に変化・発達していった場合にだけ、経済(利害に基づいた交換)が現れるにすぎない。
    交換のシステムは機能の観点から捉えきれない。→機能主義人類学を批判。
    人々の利害が交換の動機になっていない。→マルクス主義とも対立。


    ・神話学
    オーストラリアの原住民の結婚のルールが抽象代数学の群構造と全く同じものだったことから、「人間の思考は一直線に進歩していくわけではなく、人間の思考のレパートリーはあらかじめ決まっていて、それを入れかわり立ちかわり並べ直しているだけかもしれない」と考えたが、親族研究では人間の思考以外の物質的要因が多すぎるので、人間の思考のレパートリーの宝庫であろう神話でそれを証明しようとした。
    「未開」社会の人びとは「考えるのに便利 good to think」な自然の事物を使って彼らを取り巻く世界や宇宙について考える(野生の思考)。ありあわせの材料を使って考えていくので日曜大工のようなブリコラージュになる。その意味不明なエピソードに隠された〈構造〉(野生の思考に支えられた「神話論理」、個々の神話の間の変換関係)を明らかにした。
    神話学はテキストを字義通りに読まない。それはテキストの表層に過ぎなくて、本当の〈構造〉はその下に隠れている。テキストをずたずたにしていろいろな代数学的操作を施しても構わない。(テキストの解体)→キリスト教における最高のテキスト(聖書)の権威を否定し、”神”をもかき消す。いったん構造主義の洗礼を受けた後ではどんな権威あるテキストも成立しなくなる。
    神話学を理解するのに主体は関係ない。(主体不関与)→これまでの近代主義の思想(人間を主体とみる考え方)に打撃を与えた。
    主体の思考の手の届かない彼方に、それを包む、集合的な思考の領域の存在を示した。〈構造〉はひとりの主体にこだわって世界を認識しようとしているあいだは現れてこない。


    ・構造主義批判
    〈構造〉は空間的なため、時間的な変化を捨象している。
    人間の主体性がどこかに行ってしまった。
    「作者の言いたいこと」を括弧に入れてしまう。

  • これは面白かった!
    特にレヴィ=ストロースの人類学のアイデアや、それに関するモースの贈与論、ソシュールの音韻論や記号論などここまで詳しく、かつ分かりやすく書いてある本は他に読んだことが無い。
    中盤の数学史と構造主義の関連を説明する部分は脳みそとろけるかと思うほど面白かった。
    内田樹の『寝ながら学べる構造主義』の後に読むと、理解が深まって良いと思う。
    これはオススメ!

  • だましだましなのは承知の上。でもこうした知的な本、初めて最後まで納得しながら読めた。
    「●●入門」にありがちな全然入門じゃない難解な本にとは違い、本当に必要な部分だけをわかりやすく。
    ありがたい。

    さて、「構造主義」は高校の倫理で課題がでたので言葉だけ覚えている。
    倫理はいつも6限だったのですべて睡眠時間。
    なんの意味もわからず適当なものを提出した記憶がある。
    もったいない。

    自分の言葉でうまく説明できないけど、学問の新しい比較方法論。
    人間社会はある方向へ進化しているわけではない。
    対立する要素の組み合わせ(この枠組み=構造なのだろうか)の中で動いているだけなんじゃないか、という理解をした。
    気付かないうちにとらわれていた見方から抜け出し、根底にある枠組みの存在を明らかにしていくと、新しい発見がいっぱい出てくる。
    結果として、「西欧中心」のものの考え方からの脱却につながる。

    レヴィストロースが研究していた文化人類学をはじめ、言語学、数学や、はたまた神話の世界まで、まさに思考の構造変化を生みだす。
    レヴィストロースの第一歩は、以下の南米に住む原住民の研究。
    「未開」とされた彼らの近親相姦のルールは、どう考えても不可解で根拠がない。
    でも「親族間の女性交換」という見方をすると、きわめて合理的な仕組みを持っていることに気付く。
    しかもその中には高度な数学の考え方が内包されていて、「時代の先を行く」西欧人は衝撃を受けた。
    レヴィストロースは、人間社会は「女性・物財・言語」の交換システムだ、と考え、その構造を解き明かそうと、なぜか世界の神話研究に没頭する。

    後半の幾何学の話がおもしろかった。
    遠近法から思考(枠組み)の限界がどんどん広がっていく様は目が醒める。

    本を読んだ2日後、仕事中の会話の中で、ふと構造主義的な視点がふとひらめいた。
    と、いうことは自分の考え方を広げるきっかけになったということ。

    やっぱ学生時代は勉強すべきだったなあ。
    まあ、本に書いてあることはほとんど1970年以前のことなのだが。
    なんて、2012年から40年前を見下ろす考え方が、すでにとらわれているのだ。

  • 構造主義とかポストモダンとか一体何なんだよ
    というように思って
    一応、なんとなくは知っていたけど
    入門書も読んだことがないな問うわけで読みやすそうな所から読んでみた

    で、わかったかっていうと
    やっぱりなんとなくしかわからなかった

    一応自分なりに説明すると
    それまで未開の野蛮な文化西洋社会が見下げていた文化が
    実は馬鹿にしたようなものでもないよと
    やり方や見てくれが違うだけで
    ちゃんと考えて調べれば論理的で合理的なシステムだよ
    と言いだしたレヴィ・ストロースさんという人類学者が発端になって生まれた思想らしい

    キーワードは数学
    数学には公理とかいうのがあるらしいんだけど
    この公理というのは、昔はもうこれ以上分解できない、当たり前すぎて証明することができない、他の定理を証明することしかできない、自明の事実でこの公理から出発する数学(幾何学)しかないと思われていたわけ
    でも、ちょうどこのレヴィさんが生きていた時代あたりで、この自明の事実というのは、もちろん自明なんだけど、他にも、違う公理を使うことで出来る数学(幾何学)がありそうだぞ、ていうかある、作れるし作ったし
    という状況になって参りましてさあ大変
    今まで唯一の真実だと思われていたものが実は制度のひとつにしかすぎないことが分かってしまった
    出発点(公理)が違えば結果も違う
    神様、真実ってあるんすか
    ということになりました

    で、その数学を文化にあてはめたのがレヴィさんなのです
    彼は、西洋文化が唯一もっとも優れている文化
    直線状で一番前に居る進化した文化だと思われていた西洋文化に対して
    出発点が違えば向かう方向も違うし考え方も違う
    西洋文化以外の文化は未開なんじゃなくて種類が違うだけなんだ
    ということを
    数学的な考え方を駆使して
    それぞれの民族の婚姻制度だったりとか神話分析をしたりだとかすることで
    西洋文化の皆様を論理的だと納得させて衝撃を与えたわけです

    で、構造というのは
    どんな文化にも在る、原則の様なものです
    ある設定のもとでどれだけ変化しても変わらない性質のことらしいんだけど
    ここは正直あまりわからない

    こんな思想らしい
    ここら辺から多様性っていう考え方が出てきたのかなあ
    そういえばもうかなり前の話だけど
    テレビやら漫画やらで多様性がどうとか
    傲慢な西洋文明とかそういう言葉が出てきていたなあ
    時間はつながっているんだなあ

    この著者がこういう数学的な説明をしている人はいないと述べていたので
    もしかしたら偏った理解かもしれない
    もう少し勉強しよう

  • ”「ブリコラージュ」が載っていない。なぜだろ!?

    <抄録(抜き書き)>
    ・私の思うに、「構造」をどこかにある実体みたいに考えてしまうから、わかるものもわからなくなってしまうんじゃないか。名前にごまかされてはいけない。「構造」といっても、骨組みやなんかでなく、もっと抽象的なもののことである。そして、たぶん、現代数学にいう〈構造〉の概念と、いちばん似てるようだ。(P.28)



    <きっかけ>
    人間塾 第74回読書会の『レヴィ=ストロース入門』を理解するための副読本として…”

  • kindle価格:648円/獲得ポイント:0pt

  • HDa

  • 正直言ってしまえば難易度は高いものです。
    はじめての~ととは付いていますが
    優しい代物ではないぜこりゃ。

    だけれども、こんな考え方が世の中には
    存在し、それを席巻する一方で
    どんな欠点があったのか、というのを
    知る意味では興味深いものがありました。

    最後の人物紹介は…
    おいおいちょっと待ちなさい、
    夭折している人多いじゃないか!!

    分からなくても、文章が良いので
    面白くは読めるはず。

  • 「構造主義」という、言葉は聞いたことあるものの、具体的な定義や意味についてよく理解できていなかった代物について、初学者の私でも「少しは理解できたかな」という気持ちにさせてくれる本。

    構造主義の始祖であるレヴィストロースの半生の解説から始まり、レヴィストロースがどのような人々と出会い、影響を受けたか、またその結果、なぜ当時の人類学とは違う論理体系(=構造主義)を構築することができたのかについて、分かりやすく、飽きさせない洒脱な文章で解説してくれます。

    私のつたない理解で構造主義を一言で要約してしまうと、「抽象化」であると捉えられました。従来型の人類学では、事実を機能により意味づけすることで理解しようとしていたけれども、その分析には限界があった(具体例は後述)。そのような状況の中、言語学や数学の世界で発展していた「構造化」(=事実を抽象化し、その重要な要素をとらえる手法)を人類学に適用することで、単純な機能の説明ではなく、その事実がなぜ・どのように構成されているかを理解できるようにしたのだと感じました。

    本書では、構造の具体的な例として、人類学における婚姻可能な範囲の問題と、神話学の体系化の大きく2つ挙げています。ここでは、特に面白かった婚姻可能な範囲の問題について触れます。

    世界中の様々な文化・部族において、近親相姦はタブーとされていますが、その範囲についてはまちまちです。例えば、日本ではいとこの結婚はOKですが、ある部族では、いとこの結婚は認められず、またある部族では、いとこでも母方の交叉いとこの娘(=母の男兄弟の娘)はOKだが、父方の交叉いとこの娘(=父の女姉妹の娘)はNGなど。従来型の機能に着目した意味づけでは、父方と母方のいとこに違いは認められず、これは意味不明で説明がつかないことでした。

    レビィストロースは、この事実を解釈するにあたり、「そもそも婚姻は親族や部族間での女性の交換である」という仮説を立てます。この仮説に従うと、母方の交叉いとこの娘は自分の所属する部族とは別の部族の出身となり、結婚相手の候補となりえますが、一方で父方の交叉いとこの娘は、他部族に嫁いだ母親の、その娘ということになり、女性が嫁ぎ先から送り返されているということになり、婚姻を女性の交換ととらえた際には認められないことになります。このようにぱっと見の事実を分析者の主観に基づき分析するのではなく、主観を排除しその裏にある構造に基づき事実を分析することで、より高度な理解が得られるというのです。


    構造主義について勉強してみたい人の最初の本には最適だと思いました。

  • 第1章 「構造主義」とはなにか
    第2章 レヴィ=ストロース―構造主義の旗揚げ
    第3章 構造主義のルーツ
    第4章 構造主義に関わる人びと―ブックガイド風に

    著者:橋爪大三郎(1948-、神奈川県、社会学)

  • 350円購入2006-04-05

  • メモ

    いつ読んだのか定かではない、おそらく10年前か。
    構造主義は社会構造の観察で
    主義と呼ばれるものなのか疑問です。
    「私は構造主義者です」とは聞いたことが私はない。
    橋爪さんは社会学だが、
    構造主義は哲学、心理学、人類学…に及ぶ。


    思うのは
    理論/実践 theory/practiceについて

    実践、事象、経験の観察から
    確率的に多いと導かれたものを、
    うまく説明するために
    理論が存在する。

    理論は確率的に高いことをいうが、

    時間とともに個々の
    実践、事象、経験は変わりゆくので
    その集積から導かれる理論は変容する。

    今現在の理論集合体を構造と言っているのかと思う。



  • 構造主義については100分de名著で扱われてから気になっていた学問。それを、こんな私にも理解しやすい言葉で表現してくれる学者だな、と思っていた橋爪大三郎が解説。やはり分かりやすかった。構造主義のプリコラージュについては、大きく言及されてなかった(理解が及ばなかった)から、もうちょっと調べたい。神話の章は、再読したい。親族に関する内容はかなり興味深かった。
    最後の章に言及されていた"日本的"という部分、もう少し突き詰めて考えてみたい。日本は思想を輸入しては分かった気になっているだけなのかも。
    思想と宗教に関して、もう少し詳しく勉強しないと、やはりスッキリしない。自分のモノになった感じが、まだしない。

  •  レヴィ=ストロースとリーバイ=ストラウスの綴りが同じというツカミにはまり、一気に通読。読者に理解させるための書き方を徹底した、本物の良書だと思う。ある概念を理解するための読書体験を、これほど面白く提供してくれた著者を尊敬する。[more]

    <blockquote>
    【読書メモ、趣旨引用】
     ・ 社会がまずあって、そのなかにコミュニケーションの仕組みができる、というのじゃない。そうではなくて、そもそも社会とは、コミュニケーションの仕組みそのものだ、というのだ p100
     ・ 『野生の思考』(パンセ・ソバージュ)は「三色スミレ」(フランス語で同音) p107
     ・ 視点が移動すると、図形は別なかたちに変化する(射影変換される)。そのときでも変化しない性質(射影変換に関して普遍な性質)を、その図形の一群に共通する「骨組み」のようなものといういみで、<構造>とよぶ。<構造>と変換とは、いつでも、裏腹の関係にある。<構造>は、それらの図形の「本質」みたいなものだ。が、<構造>だけでできている図形などどこにもない。<構造>は目に視えない。その意味で、抽象的なものだ p168
     ・ レヴィ=ストロースは、主体の思考(ひとりひとりが責任をもつ、理性的で自覚的な思考)の手の届かない彼方に、それを包む、集合的な思考(大勢の人びとをとらえる無自覚な思考)の領域が存在することを示した。それが神話である。神話は、一定の秩序−−個々の神話の間の変換関係にともなう<構造>−−をもっている。この<構造>は、主体の思考によって直接とらえられないもの、”不可視”のものなのだ。 p190
     ・ 構造主義; 自文化を相対化し、異文化を深く理解する方法論 p232

    【目次】
     はしがき
     1.「構造主義」とは何か
      -構造主義がやってきた
      -ブームの火付け役
      -マルクス主義と実存主義
      -サルトルとの論争
      -構造主義は「反人間主義」なのか?
      -構造主義の方法
      -現代思想は構造主義に始まる
      -「構造」って、わかりにくい
      -構造主義の核心に迫る
     2.レヴィ=ストロース:構造主義の旗揚げ!
      -『悲しき熱帯』の衝撃
      -レヴィ=ストロースの修行時代
      -アメリカ亡命時代
      -天才ソシュール
      -記号しての言語
      -シニフィアン
      -ニシフィエ
      -レヴィ=ストロースのひらめき
      -音韻論の発展
      -音素をみつけだす
      -恣意性の原理
      -母音三角形と子音三角形
      -レヴィ=ストロースの悩み
      -機能主義の人類学
      -機能主義の弱点
      -人類学の原点にかえる
      -インセスト・タブーの謎
      -イトコにもいろいろある
      -親族呼称の不思議
      -謎の婚姻クラス
      -親族の基本構造
      -クラ交換
      -贈り物としての女性
      -女性の価値
      -限定交換
      -一般交換
      -難問もつぎつぎ解決
      -コミュニケーションの一般理論
      -交換することが生きること
      -構造人類学の成功
      -神話研究と<構造>
      -「構造」か<構造>か
      -神話研究の行き詰まり
      -神話学の手順
      -神話学は客観的な方法か
      -神話学と、テキストの解体
     3.構造主義のルーツ
      -構造主義のルーツは数学
      -真理から制度へ
      -証明という制度の発見
      -平行線公理
      -幾何学と論理学
      -デカルトからニュートンへ
      -理性の時代
      -カントの批判哲学
      -非ユークリッド幾何学の登場
      -公理主義から形式主義へ
      -物理学の革命
      -真理の相対主義
      -遠近法にさかのぼる
      -遠近法のウソ
      -ヨーロッパ社会と絵画
      -遠近法と「視る主体」
      -遠近法の合理性
      -平行線が交わる?
      -射影変換と図形の群
      -交換群と<構造>
      -同型写像と代数構造
      -ブルバキ派と現代数学
      -レヴィ=ストロースとのつながり
      -オーストラリアの代数学者
      -ふたたび、神話の<構造>とは何か
      -置換群としての神話
      -神話学へのいちゃもん
      -主体が消える
     4.構造主義に関わる人びと:ブックガイド風に
      -ほんのスケッチ・人物篇
        ミシェル・フーコー
        ルイ・アルチュセール
        ロラン・バルト
        ジャック・ラカン
        ジュリア・クリステヴァ
        ジャック・デリダ
      -ほんとにブックガイド
        言語学関係
        人類学関係
        レヴィ=ストロースの主な本・書いた順に
        構造主義に関連して
        数学と遠近法について
        日本人による仕事の一例としては
        ポスト構造主義に入門するのなら
     5.結び
      -構造主義は時代遅れか
      -ポスト構造主義は新しいか
      -ポスト・モダンの大流行り
      -モダニズムがんばれ
      -これからどうする・傾向と対策</blockquote>

  • ◯事前知識
    ・構造主義
    人間やイデオロギーなどあらゆる現象を細分化し、客観的で普遍な構造を追求
    例:人間(男と女)

    ◯1章:構造主義とは何か
    ・火付け役(構造主義の四天王)
    クロード・レビィ=ストロース -> サルトル(マルクス主義)と論争
    ラカン
    フーコー
    アルチュセール

    ・構造主義とは何か
    歴史や西欧的な人類学を否定し、もう一度位置づけ直す。

    現代思想(ポスト構造主義を含む)は構造主義を通ってきている
    《マルクス主義→構造主義→ポスト工場主義》

    ◯2章:レビィ=ストロース
    ・レビィ=ストロースに生い立ち
    ベルギー生まれ
    哲学を学ぶ
    人類学に転向、3年間ブラジルに渡る(よくフィールド調査をする)
    戦争の後、アメリカへ亡命
    言語学者ローマン・ヤーコブソンと出会う

    ・レビィ=ストロースが長年抱いていた疑問
    「機能主義人類学のように親族を捉えていくだけでは、少しも原住民の魂に迫ったことにならない。」
    機能主義人類学:全て機能で説明しようとする。AがBのために役に立ち、BがCのために役にたつという様に目的/手段の連鎖が一列に並んでいる考え方。
    近親相姦や親族呼称など機能主義人類学では説明できない謎がある。

    ・ヤーコブソンによる解答(解決方法)
    ソシュールの言語思想

    言語学者ソシュール
      印欧祖語の母音の研究で有名
      しかし、言語の歴史的研究ではなく、人間と言語の深いつながりの秘密を明らかにしようとした
      言語はまず体型(日本語、英語など)があり、音(シニフィアン)と意味内容(シニフィエ)で成り立つ
      言葉が指すものは、世界の中にある実物ではなく、社会・文化的に決められているだけである

    ・レビィ=ストロースはソシュールの言語思想の中の音韻論を人類学に応用
    「親族の基本構造」という書物を出版。
    内容は「親族は女性を交換するためにある」という仮説を実証するもの。
    モースの考えに影響される→近親相姦など「交換するからタブーである」(社会関係が関係する)
    交換すること、言葉を話すことが「人間らしさ」
    論文集「構造人類学」を出版
    これが人類学だけにはとどまらず、大きな影響を与えて「構造主義」が知られるようになる
    〜ここからは「後期のレビィ=ストロース」といわれる
    神話学に没頭
    人間精神の隠された<構造>を研究
    神話学とテキスト(聖書など)を代数学的操作をすることで解体して、本来テキストが言いたいこと(神のお告げ)ではなく、本当の<構造>を探った
    マルクス主義も「資本論」や「共産党宣言」などのテキストがあることから、なしくずしに成立しなくなる
    これによって近代ヨーロッパの知の伝統を支配した、主体の形而上学がいよいよ解体していく
    では神話学の<構造>とはなにを指すのか→3章へ

    人類学者モース
      「価値があるから交換する」のではなくて「交換するから価値がある」

    音韻論とは
      言語学・・・音韻論、統語論、意味論に分けられる
      音韻論・・・音韻音は言語がどんな音から成り立っているのかを明らかにするもの
      統語論・・・文法
      意味論・・・意味

      音素・・・日本語をローマ字にした時に一文字にあたる
      音(素)が似ているからといって、意味が似ている訳ではない(例:inuとisu)
      どういう音からできているかではなく、人々がどう区別しているかが大切

    ◯3章:構造主義のルーツ
    ・構造主義に至るまでの思想上の系譜
    遠近法と構造主義を結ぶものが数学
    遠近法→射影幾何学→ヒルベルトの形式主義→ブルバギ(数学者グループ)の<構造>→レビィ=ストロースの<構造>
    遠近法は見る場所・時間によって物体が違って見える
    射影幾何学とは図形がスクリーン上にどのように表れるかを研究する学問
    視点を移動すると、図形は別の形に変化する。それでも変化しないような性質のものを<構造>とよぶ。
    <構造>は図形の本質のようなもので目に視えず抽象的なものである。

    ・神話学の<構造>
    <構造>と(数学的な)変換とは、裏腹の関係にある。
    だから、神話に<構造>があると考えるのと、神話はつぎつぎ変換されていくものだと考えるのとは、一緒のことである。
    レビィ=ストロースは主体の思考(ひとりひとりが責任を持つ、リセ的で自覚的な思考)の手の届かない彼方に、それを包む、集合的な思考(大勢の人々をとらえる無自覚な思考)の領域が存在することを示した。それが神話である。神話は、行っての秩序 - ここの神話の間の変換関係にともなう<構造> - をもっている。この<構造>は、主体の思考によって直接捉えられないもの、「不可視」のものだ。

    ◯4章:構造主義に関わる人々
    ミシェル・フーコー(1926-1984):哲学者。レビィ=ストロースの構造主義に、歴史を持つ社会に対しての説明を付加した
    ルイ・アルチュセール (1918-1990):フランスの共産党員。マルクス主義の資本論を構造主義の手法で読んだ
    ロラン・バルド(1915-1980):フランスの記号論の草分けのひとり
    ジャック・ラカン(1901-1981):フランスの精神分析学者
    ジュリア・クリステヴァ(1941-)
    ジャック・デリダ(1930-):ポスト構造主義

    ◯5章:おわりに
    構造主義とは・・・自文化を相対化し、異文化を深く理解する方法

  •  
    ── 橋爪 大三郎《はじめての構造主義 19880518 講談社現代新書》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4061488988
     
     Hashimoto, Daisaburou 社会学 19481021 神奈川 /東京工業大学名誉教授
    https://booklog.jp/search?keyword=%E6%A9%8B%E7%88%AA%E5%A4%A7%E4%B8%89%E9%83%8E&service_id=1&index=Books
     
    …… (19681021)20歳の誕生日に全共闘と共に新宿駅のターミナルを
    通過する貨物列車襲撃を起こしたためマイ・シティビルの東口にあった
    窓から逃げれたものの仲間のように逮捕されかけた。日本福音ルーテル
    教会の教会員(信者・クリスチャン)。(Wikipedia)
     
    …… 主体はサブジェクトの語義からわかるように、神の下に置かれて
    いたが、ルネサンスの人文主義のもと、文字通り「主体」としての地位
    を獲得する。
    https://blogs.yahoo.co.jp/soko821/9810561.html
     
    …… 自然は円筒形と球形と円錐形によって扱い、総てを遠近法のなか
    に入れなさい(セザンヌの言葉)。出典未詳
    https://blogs.yahoo.co.jp/haru21012000/11328867.html
     
    〔序〕 近代以前 ~ 印象派の出現は、芸術の“絶対性”を主張した ~
    〔破〕 セザンヌの静物画 ~ 歴史を変えた四つのリンゴ ~
    〔急〕 他律から自律へ ~ 高校文芸部の後輩に教わったこと ~
    http://q.hatena.ne.jp/1526133650#a1267526(No.1 20180514 14:00:31)
     
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%B1%F3%B6%E1%CB%A1
     遠近法
    https://twilog.org/awalibrary/search?word=%E9%81%A0%E8%BF%91%E6%B3%95&ao=a
     
    (20180515)
     

  • 軽やかな語り口で構造主義が分かる。
    この手の入門書は「一冊読めば分かる!」みたいな顔をするが、この本はレヴィ=ストロースに多くを割くなど、自覚的に入門書たろうとしており、多くの本が紹介され今後の学習につながるよう工夫されているのに好感が持てる。

  • 構造主義とは以前から名前だけ聞いていたが、つかめていなかった。池田清彦など構造主義生物学なるものもあって関心があった。歴史からの解放こそ現代的な思想ということだろうか。そもそもそれ以前の思想には生物学由来の進化論の影響が大きいわけだが、生物学は今も進化論が基本になっている。構造主義生物学が何を言いたいのかはなんとなく想像ができるようになった。
    古代ギリシャ哲学に少し触れて感動していたが、現代にはやはり現代思想こそふさわしいのは当然で、時間はかかるだろうが学んでいきたい。

  • レヴィストロースの親族、神話研究の概要が理解できた。構造とは 視点を変えても 変わらない本質。視点を変えて 見て、視点の差異を無視することで 構造が浮かび上がる

    構造は目に見えない抽象的なもの 。数学の話が 構造主義の理解に役立った。少し 構造主義が見えてきた

    未開の地の親族の基本構造について、結婚は交換であり、近親相姦が否定されて 初めて社会が広がる という文章には 驚いたが、未開社会の集団思考の自然調和から 見出されたシステム と理解した。利害や必要に基づくシステムではなく、交換のための交換に基づくシステム。

  • 『デリダ』を読む前に前段階として読みました。

    そうした「おさらい」で読むには、ちょっともったいない内容で、構造主義というよりもレヴィ=ストロース入門といった感じでしょうか。新書でここまでできるのであれば、分厚い本って何だろうという感じがしないでもない。

    ぼんやりしていた理解度が一気に高まる。素晴らしい。

  • 覚悟していたよりは易しく書かれていてほっとしたけれど、やはりさっぱりわからなかった。が、構造主義の、この字くらいはぼんやり見えたような。 未開の部族でも現代人も思考が進化したというより、共通した構造があるということ?え?違う?

  • ・宇宙論か仏教関係の本を読んでいて勉強しようと思ったが、何も覚えてないので難しかったんだと思う、二度目読書中。1回目読んだときに響かなかったところが、2回目読むとかなり異なる気づきを得られることが多い。(この本だけではないが)、ただ、結局構造主義がなんであるか理解できるレベルにはならなかった。
    ・西欧近代は、知らず知らずのうちに、東洋やいわゆる「未開」の社会を、劣ったもの、自分たちより遅れたものとみなしてきた。それがどんなに根拠のないことか、はっきり示せるのが構造主義である。
    ・人間の人間らしいあり方は、これまで西欧近代が考えてきたより、もっとずっと広いのだ。今まで片隅に追いやられ、正当な光の当たらなかったところにも、いくらも人間的な文化のしるしを見つけ出すことができるのだ。こう、構造主義は主張する。
    ・日本人はふつう、世界が「山」や「水」や「ナイフ」や「犬」や…からできあがっていると信じている。しかし、それは、日本語を使うからそう見える、ということにすぎないらしい。英語だとか、他の言語を使って生きてみると、世界は別な風に区別され、体験されることになるだろう。つまり、世界のあり方は、言語と無関係ではなく、どうしても言語に依存してしまうのである。われわれはちう、言語と無関係に、世界ははじめから個々の事物(言語の指示対象)に区分されているもの、とおもいがちだ。ところが、そんなことはないので、言語が異なれば、世界の区切り方も当然異なるのだ。
    ・シーニュ(記号)=シニフィエ:「犬」という記号が言わんとする意味内容+シニフィアン:「犬」という記号を成り立たせる音のイメージ(ソシュール)
    ・三すくみ(じゃんけん)の関係は、変換の一種である同型写像によって保存される、<構造>だ。ここでも、写像と<構造>とは、やっぱり裏腹の関係になっている。このように考えると、ジャンケンの仕組みを理解するのに、「紙が石をつつむから、パーの勝ち」というような説明は、あまり関係ないことがわかる。三すくみということだけが大切で、「紙が石をつつむ」とか「キツネが庄屋を化かす」とかいうのは、ことがらの表層(<構造>に関係ない、どうでもいいこと)にすぎない。そういう表層にとらわれないで、いろんなジャンケンのの間の変換関係を調べ、その<構造>をとりだすのが大切である。
    ・ゲーデルの不完全性定理:数学が完全であることを、その数学自身によって示すことはできない
    ・要するに、オーストラリアの原住民の結婚のルールは、抽象代数学の、群の構造とまったく同じものなのだ。
    ヨーロッパ世界が、えっちらおっちら数学をやって、「クラインの四元群」にたどりつくまでに、短くみても二千年かかった。つい最近まで、誰もそんなもの、知らなかったのである。ところが、オーストラリアの原住民の人々は、誰にも教わらないでも、ちゃんとそれと同じやり方で、大昔から自分たちの社会を運営している。先端的な現代数学の成果と見えたものが、なんのことはない、「未開」と見下していた人々の思考に、咳回りされていたのだ。
    ・レヴィ・ストロースは、主体の思考(一人一人が責任をもつ、理性的で自覚的な思考)の手の届かない彼方に、それを包む、集合的な思考(大勢の人々をとらえる無自覚な思考)の領域が存在することを示した。
    ・構造主義-自文化を相対化し、異文化を深く理解する方法論-

  • 「構造主義といえばレヴィ=ストロース、レヴィ=ストロースといえば構造主義」というのは知っているけど、「じゃあ、構造主義ってなに」という素朴な疑問に応えてくれた本。〜主義って言うわりには、イデオロギー的な重さはなくて、思索の方法論のような感じがする。とはいえ、単なる思考ツールでもなく、ひとつの思想ではあるのだろう。こや構造主義に至るまでのメジャーな思想もいろいろおさらいしてくれるので有難い一冊。

  • 「構造主義とは何か」という、一番知りたかった部分はわかったようなわからないような感じだった。自分が今まで把握していた定義と変わりがないように思うので、「それでよかったのか?」と思い不安である。

    インセント・タブーを贈与論を下敷きに分析するところをが一番面白かった。なるほど!と思った。

  • 構造主義の説明として遠近法や数学を用いるのは成る程と思った
    日本の様に文理が明確に分かれているのは概念の理解にはちょっと不利かと思う

  • もうこれで構造主義の入門書は何冊読んだことか。
    要するに理解したい、そして実践したいと切望していながら、よくわかっていないんでしょうな。

    でも、20年近く前に書かれた本書を読んで、今まで以上に構造主義の輪郭がはっきりしてきた。残念なことに、これまでの構造主義に関する本を読んだ後の感想はいつもこれなのだが。
    けれども今回は、構造主義をこれまで以上に相対化できた。つまりこれって構造主義的な考えができるようになったってことかしら。

    構造主義の入門書としてはこれまで読んだ中でベストだと思います。

  • 第一章 「構造主義」とは何か
    第二章 レヴィ=ストロース
    第三章 構造主義のルーツ
    第四章 構造主義に関わる人びと
    第五章 結び

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著者プロフィール

はしづめ・だいさぶろう 1948年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学者。東京工業大学名誉教授。主な著書に『はじめての構造主義』(講談社現代新書)、『言語派社会学の原理』(洋泉社)、『政治の教室』(講談社学術文庫)、『面白くて眠れなくなる社会学』(PHP研究所)、『橋爪大三郎コレクション1~3』(勁草書房)、『丸山眞男の憂鬱』(講談社選書メチエ)、『政治の哲学』(ちくま新書)など多数。大澤真幸氏との共著に『ふしぎなキリスト教』『げんきな日本論』(ともに講談社現代新書)、『ゆかいな仏教』『続・ゆかいな仏教』(ともにサンガ新書)、『アメリカ』(河出新書)などがある。

「2019年 『小林秀雄の悲哀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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