はじめての禅 (講談社現代新書 903)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061489035

作品紹介・あらすじ

禅のいう「本来の面目」とは、何だろうか?どこにあるのだろうか?"禅問答"にみられる独特の言語観や、現在・過去・未来を一挙に見通した時間論、そして、ただひたすら坐る只管打坐によってよみがえる身心の姿など、現代思想としても今に生きる禅の叡知を、明晰に解く。

感想・レビュー・書評

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  • コンパクトな禅思想の入門書です。

    禅の歴史的な展開を解説した本ではなく、南泉や良寛などのエピソードや、鈴木大拙や中川宋淵といった現代の禅者の示した解釈などを紹介しながら、自己や言語、時間、身心、行為、協働といったテーマにまつわる禅の精神がわかりやすく語られています。禅の精神について著者自身の解釈を提示した本ということができそうです。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授、東洋大学名誉教授。1948 年東京生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。文化庁宗務課専門職員、三重大学助教授、筑波大学教授、東洋大学教授を経て、東洋大学学長。2020 年 3 月に退職。専攻は仏教学・宗教哲学。唯識思想研究で博士(文学)。著書多数。
2015 年には「NHKこころの時代~宗教・人生~」で、『日本仏教のあゆみ 信と行こころの時代』講師を務めた。

「2023年 『NHK宗教の時間 鈴木大拙 願行に生きる 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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