ジンギス・カンの謎 (講談社現代新書)

著者 : 川崎淳之助

• 講談社

作品紹介・あらすじ

12世紀、モンゴル高原に英雄が現れた。河西回廊を席巻し、ヨーロッパを震す大遊牧帝国が築かれてゆく。征服の野望はいつ生まれたか。伝説に埋もれたジンギス・カンの出自と死を解き、人間テムジンに迫る。

感想・レビュー・書評

[tezoookaさんの感想 · 2011年2月1日]

ジンニス・カンの生涯を軸に、モンゴル高原史や文化をサラッと俯瞰できる。中央アジア史は、なかなか触れる事が無いので、新鮮で面白かった。本当に世界征服を目指していたようだ。征服の英雄伝のみならず、色好む英雄伝にもページを割いてくれている。

[（石）亭さんの感想 · 2006年5月5日]

歴史遺物の発掘調査からテムジンの素顔に迫る。「アダムの呪い」と並べて読むと調査方法の違いからくるジギスカン像の違いがわかり面白い。