カレーライスと日本人 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 115
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061489370

作品紹介・あらすじ

インドで生まれたカレーが、いまや日本の食卓の王座についている。日本人はなぜカレーが好きなのだろう。アジア全土を食べあるき、香料のルーツをイギリスにさぐり、明治文明開化以来の洋食史を渉猟した著者が、熱っぽく語ったカレー文化論。

感想・レビュー・書評

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  • とかく「とりあえずカレー」とか「おばちゃん、オレカツカレー大盛りねー」とか軽んじられる傾向のあるカレーですが、この本はカレーの、日本におけるポジションを明確に、、、ていうかカレーって何だろう、とかいまくってるのはほんとのカレーなの、とかちょっとでも思ったら読みましょう。毎昼食、近所のカレーやさんに通ってるあなたも、です。

  • 2018/01/19 21:25:35

  • 日本人が好きな カレーライスとは どのような変遷で生まれたのだろうか?
    カレーの本場 インドでは カレーというより
    スパイス料理だった。だから、いろいろな色があり、
    黄色いとは限らないということを 発見する。

    そのカレーが イギリスで カレー粉になることを
    大英博物館よこの図書館で しらべる。
    C&B という会社が カレー粉を作り、
    それが日本に入ってきた。

    しかし、そのカレーには ジャガイモやニンジンが入っていなかった。
    S&B は、日賀志屋からはじまっている。
    1923年(大正12年) - 山崎峯次郎が日賀志屋として創業。
    1940年(昭和15年) - 株式会社日賀志屋設立。
    社名の由来は、1930年(昭和5年)制定の商標が「ヒドリ」(太陽と鳥)で、翌1931年(昭和6年)に「太陽=Sun」と「鳥=Bird」の頭文字の「S&B」を商標に併記した。後にスパイス&ハーブ(SPICE & HERB)の略でもあるとされた。
    ハウス食品は、創業者の浦上靖介(徳島県出身)が、1913年(大正2年)に大阪・松屋町にて、薬種原料問屋「浦上商店」を創業する。
    結局 今のカレー屋さんは 大正時代なんですね。

    そして、今の原型となるカレーが 軍隊メニューで確立した。

    ふーむ。
    カレーっていうもので これだけの物語があるのは たのしい。
    日本人は ストーリーが大好きなんですね。

  • およそ考えつくカレーと日本人に関するあれこれを自らの足でまとめ上げた本。新書らしくコンパクトに分かり易くまとめられ基礎的な知識を得るのに便利。写真も豊富。

  • 1989年の本とすると、もう25年前の本。インドには「カレー」はない、と言う視点がおもしろかった。もちろんこの本は当時「美味しんぼ」に登場するから読んだ本。

  • 2013年8月23日読了。写真家の著者がインド・イギリスに飛びこんで調べた、日本人が愛する「カレーライス」の歴史とその変遷。著者がヤングジャンプ連載中のマンガ「華麗なる食卓」の監修も勤めているとは知らなかった、あのちょいエロな風味はこの人の持ち味?(違うか)カレー粉を産んだ国・イギリスでカレーについて調べようとする著者の四苦八苦ぶりが面白い(「なぜインドに行かないの?」と言われる)、大英図書館への入館証を作ったりインド人に家庭料理を作ってもらったりと飛び込み取材の苦労話に多くのページを割かれた前半部は経験事例を読むかのよう。後半・日本でのカレー進化については文献が多いのか、ある意味フツーなカレー本になっている。「ライスカレー」って呼び方、今ではたぶん誰も口にしないよね?おじいさんとかは今でもそう呼ぶのかな?

  • 中学生の時からカレーを作るのが大好きだった証明

  • あらためてカレーをじっくり味わいたくなる、本気具合が笑える内容。

    インドに出向き現地で色々調べてみたら、どうやら日本風カレーは実はイギリス発祥かもということで大英図書館まで出向いて文献調べたり。

    ちょいちょい挟むジョークも軽快で読みやすい、ナイスな一冊。


    久々にナン食べたい!

  • [ 内容 ]
    インドで生まれたカレーが、いまや日本の食卓の王座についている。
    日本人はなぜカレーが好きなのだろう。
    アジア全土を食べあるき、香料のルーツをイギリスにさぐり、明治文明開化以来の洋食史を渉猟した著者が、熱っぽく語ったカレー文化論。

    [ 目次 ]
    序 辛くないカレーと黄色くないカレー
    2 インドでカレーを考えた
    3 カレー粉誕生
    4 日本カレー繁盛物語
    5 日本人はなぜカレーが好きなのか
    カレーライスをつくるためのINDEX

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • カレーライスという日本の「国民食」のルーツを探る興味深い本。こんなの、誰が読むのか?と思ったけど、89年の初版以来、14刷になっているとは、カレーの人気をこんなところで見せ付けられてしまったようだ。ここにも大英帝国がしっかり一枚噛んでいるとは、さすが、としか言いようがない。(2007.11.21)

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著者プロフィール

1955年、熊本県水俣市に生まれる。高校在学中、アメリカ人写真家ユージン・スミスと水俣で出会い親交を深め、写真家を志す。国際基督教大学で文化人類学を学び、以後、アジアをはじめ、世界各地を歩き、写真、文章を新聞、雑誌に発表。
現在は写真家、ジャーナリスト。大正大学客員教授。早稲田大学などでも食文化を講じる。人気カレーマンガ『華麗なる食卓』(集英社、全49巻)を監修。
主な著書に、『食の冒険地図』(技術評論社)、『世界の食文化4 ベトナム・カンボジア・ラオス・ミャンマー』(農文教)、『考える胃袋』(石毛直道民族学博物館名誉教授と共著、集英社新書)、『食の文化フォーラム31 料理すること』(編、ドメス出版)、『食べもの記』『手で食べる?』『食べているのは生きものだ』(以上、福音館書店)などがある。

「2015年 『カレーライスと日本人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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