- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061489691
作品紹介・あらすじ
「えぐい」言葉より「まろやか」な表現で、「けざやか」に語りたい。形容詞や副詞を「とりどり」に使い、「こまやか」な日本語生活を。
感想・レビュー・書評
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2017/11/20 19:13:15
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タイトルは辞典とあるけど言葉の意味と用例をあげることより同じような意味を持つ言葉を集めて、それらの言葉がある日本語の背景に注目し、日本語の発想ないし日本的感性を説こうと試みた本だと思う。あとがきにあるが。
そういう本なので一読しただけでは細かい言葉の使い分けに詳しくなれるわけじゃない。他の本も必要。「少しある」を「ない」と表現する日本語といった視点はとても面白い。3冊全て良かった。 -
1989年と少し古めの本だけれど、いやいや内容は今読んでもとても面白い。
大人が読む国語の教科書といった趣がある。
ちょっと考えれば分かることだけれど、
言葉はその国の人々の物の見方や考え方に大きく左右される。
外国語と比べて、その意味を表す言葉が多かったり少なかったりする。
これ一冊あれば、文書における表現が格段に広がりそうだ。
知っていても使わない言葉が沢山あることに気づく。 -
無意識で感覚的に使い分けているであろう日本語、つまり日本文化を、形容詞という装飾語を分類することによって、そうか!と感じることができました。
不思議と思ったのが、数量に関する形容詞
謙譲語がある日本語では、少ないイメージの語句がたくさんあるのかなとおもっていたら、多いイメージの語句の方が多かった、案外日本は四季や生物など多様性に富んでいるから、そうなったなのかな?
著者プロフィール
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