百人一首の謎 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 49
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061489752

作品紹介・あらすじ

なぜ、百人一首とよぶのだろうか。「紅葉」「白菊」「濡れる袖」…繰り返されるシンボリック・ワードに密かに隠されたメッセージとは何か。定家の組みたてた暗号を解き「百人一首」撰歌の謎に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 百人一首に関しては本書以外にも、いろいろな解釈をした本が出ている。

  • 百人一首の編纂された理由を科学的なアプローチから解き明かしたもの。
    100首(104首)を18×18の碁盤内に配置したまでは論理的でかなり良かったが、その後の「後鳥羽上皇と式子内親王への鎮魂である」というところは、こじつけが苦しく感じた。こればかりは科学の及ばない領域なので、ロマンの一言で片付けるしかない。

  • 再読。

  • 疑問に思う所と、納得する所が半々というのが、読了後の素直な感想。以前、藤村由加『人麻呂の暗号』を読んだときと同じ気持ちですね。後鳥羽上皇と式子内親王の鎮魂のため百人一首がつくられたという結論ですが、検証方法も興味深いもですが、肩透かしにあった気がします。
    誰かこの本はトンデモ本かどうか教えて(+o+)、

  • 百人一首は、クロスワードで暗号が隠されているというのが、著者の仮説です。
    後付で、どんなことでも言えるかもしれませんが、それでも可能性の意味では楽しい話題だと思います。

    和歌は、言葉遊びでもあるので、さまざまな思いをめぐらすことは、百人一首の楽しみ方のひとつだと思います。
    そんな楽しみを増やしてくれるのが、本書だと感じました。

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著者プロフィール

1931年神戸市生まれ。
1955年神戸大学法学部卒業。
以来テレビ・ラジオの演芸番組などの作・構成に当たる。
1977年「小倉百人一首」の成立に関して新説を唱える。
1988年、兵庫県文化賞受賞。
現在、園田学園女子大学短期大学部講師。関西演芸作家協会顧問。

「1985年 『マガリ君事件が五つ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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