はじめての進化論 (講談社現代新書 983)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061489837

作品紹介・あらすじ

生物は「種のため」でなく「自分のため」に進化する-では、なぜ動物は、"集団自殺"をはかり、"他人の子育て"に励むのだろう?ダーウィニズムからメンデル遺伝学、行動生態学、分子生物学までを眺め、生物進化の現象とそのメカニズムを、やさしくときほぐす。

感想・レビュー・書評

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  • 進化論の全体像についての優れた入門書。現在はウェブ上で読むことができる(http://meme.biology.tohoku.ac.jp/INTROEVOL/index.html)。

    自然選択と適応進化についての入門的な内容から始まって、木村資生の中立説の中心概念である非適応進化についての解説や、化石の形態に関する情報に依拠しているグールドらの断続平衡理論に対する批判、ごく簡潔な進化論史、さらに社会生物学と今西進化論に対する批判まで扱っている。

    最後の今西進化論に対する批判では、種を選択の単位としていることへの批判のほか、分量的にややもの足りないが思想史的な背景についても触れられている。

  • オンラインでも読めるみたい。

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著者プロフィール

1958年 香川県生まれ.
[現職]静岡大学教育学部助教授.[専門]生態学,進化生物学.
『進化論の見方』紀伊国屋書店,1989.『はじめての進化』講談社現代新書,1990.

「1997年 『原理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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