- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061490178
作品紹介・あらすじ
キリスト教が心なら、ハプスブルク家は背骨である。ヨーロッパという肉体の中心、結婚政策により勢力を保ち続けた名門王朝の歴史を探る。
感想・レビュー・書評
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少し主観すぎる部分があったが、それも含めてとてもわかりやすく、ハプスブルク入門書としてはよいと思う
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13世紀から第1世界大戦までのハプスブルク家のお話
ずっと敵対していたフランスのルイ16世に嫁いだマリーアントワネットは、女帝マリア テレジアの娘だったのね。
各時代の外交など、とても興味深かった。 -
数年に一度読み返したくなる定番名作新書。ハプスブルク家のことをある程度整理しておくと、ヨーロッパを舞台にした小説、絵画はぐっと面白くなる。
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ハプスブルク家の興りから崩壊までが描かれている。著者の主観が入っている感もあるけど、その分物語のようでスルスルと読めた。
歴史に関してではない難しい言葉がたくさん出てくる。
ヨーロッパの複雑な歴史に、わからないところは調べながら読んだ。
無能と思われたため皇帝となったルドルフ一世から、700年に及んだハプスブルク帝国。
でもまだ、なぜここまで栄えたのか、については漠としている。 -
複雑にからまっている歴史だけれど、「名画で読み解く ハプスブルク家12の物語」と並行して読むとわかりやすい。名画~を入口にして、その奥に進めるかんじ。
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ハプスブルグ家に関して全く無知であったが、始まりから終わりまで、躍動感のある文章でとても楽しく読み進めることができた。マリーアントワネットが完全に脇役として出てきたのに驚きを感じるくらい、マリアテレジアへの思いが強く表れていた。中世以降の世界史を違う視点で見ることのできる一冊。
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ハプスブルク帝国についてその発祥から崩壊まで流れを掴むのに適した本だと思う。前半はカール5世を軸に、後半はマリア・テレジアを軸にしている。物語的な要素が強い。初出が古い本であるため、神聖ローマ皇帝フリードリヒ3世の人物像や、ウェストファリア条約の意義などについて、旧説に基づいていると感じられる場面がある。
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いわゆるコムネーロスの乱が平定されてはじめて、スペインは、国王カルロス一世にきわめて忠誠な国家となる。その頃にはブルゴーニュ人とスペイン人は、相互結婚などによって親近感を寄せあい、当初の牙をむきだしての対立もいつしか解消していた。
マリア・テレジアが行った大改革は有史以来たえてなかった根本的なもので、オーストリアのあらゆる領域にひろがった。 -
ヨーロッパ史の入り口に最適。
優しい語り口でいつのまにか近代に。
面白くて一気読みできる。
著者プロフィール
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