- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061490994
作品紹介・あらすじ
「アメリカ人」はどのように形成されてきたのか?最初の植民以来、世界史転換のたびに大量移動する人々を受け容れ、成長してきた多民族国家の歴史と構造に迫る。
感想・レビュー・書評
-
アメリカは初めから憧れの国だったという別の著者の言葉が浮かびました。
アメリカはてっきり白人の国だと思っていたのですが(先住民除き移住してきた人とのコトで)、結構初期から黒人やアジア人が移住してきたみたいで、それでもアメリカが白人の国だと言うイメージがあるのはパワーによるものだと気づきました。
白人でもイタリア系、フランス系、アイルランド系と色々あるようですが、要は移住するのが早いほど、よい地位になれたってコトみたいです。
20年前の本なので、現在の問題書かれていないと思ったのですが、ヒスパニック系の移民問題はこの時から注目されていたんですね。驚き。
結局みんな移民なのに、アメリカ人と外人との境目は、アメリカという文化に馴染めるかどうかというところが印象的でした。
アメリカは本で調べれば調べるほど自由でないのだなと思います。今回の本は今でも払拭し切れていない人種差別の元凶が垣間見れた気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1992年、当然オバマ大統領以前の刊行だけに、現在については参考になるかわからないけど、歴史として読みごたえあり。アフリカからアメリカに送られた奴隷のうちイギリス領北アメリカに送られたのは4%ってのは意外。カリブとかブラジルに10倍くらい送られてるのか。南北戦争とか公民権とか、後の話題性からもっといるように思ってた。
-
民族単位での労働力移動という側面からアメリカ史を概観した本。白人の入植から1980年くらいまでのことが書かれている。各民族の人口変化のデータと社会的背景を対応させながら説明していてイメージしやすかった。世界史の知識がなくても割と読めた。
-
アメリカの移民の歴史を各地域・民族・人種ごとにまとめてあり、わかりやすかった。
移民の歴史については初めて聞くものが多かった(というかほとんど)のであまり整理できてないが、
次から次へと流入してくる移民(新)に対しそれまでの移民(旧)が反感を持つという流れが繰り返されているという点が、頭に残った。
リリアン読んでおいてよかった
著者プロフィール
野村達朗の作品






この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。





